学生時代なら、学校の先生が宿題を出します。
学生たちは、先生から出された宿題を片付ければ、それ相応の学力がつくようになっています。
先生というくらいですから、生徒たちにとって適度な問題を、適度な量で出します。
「今一番必要であろう課題」を出せます。
ちょうどよい難しさの問題に、私たちは鍛えられ、次第に学力を身につけていきます。
国語、算数、理科、社会、英語など、社会で生きていくために必要な学問を身につけることができるのです。
一方で社会人になれば、どうでしょうか。
社会では、もはや学生時代のような学校はありません。
先生もいません。
誰が自分を高めてくれる宿題を出してくれるのかというと「人生そのもの」です。
会社では仕事の仕方、人間関係、人付き合いなどを学びます。
また結婚、出産、子育てなど、タイミングよく課題があなたに降りかかってくることでしょう。
すべてが、人生から与えられている宿題です。
その宿題を淡々とこなしていけば「人生で一番大切なことは愛なのだ」ということに気づくようになっています。
愛に気づき、勉強し、体感、体得、体現するために、人生はあるのです。