他人に決められた決断だと、行動力が伴いません。
人に「こっちのほうがいい。あっちのほうがいい」と決められても、他人の意見であり、自分の意見ではありません。
当然のことながら、やる気も出にくく、なかなか行動力もでないのです。
他人に決められたことは、決断できても行動できないという法則があるのです。
たとえば、私は小学生のころ、母に「勉強しなさい」と言われたため、逆にやる気をなくしたことがあります。
ちょうどそのとき、やろうと思っても、人に言われると何だか命令されたような感じがして、なかなかやる気が起きないのです。
その反面、自分から進んで決めたことには、すべての責任が自分に返ってきますから、おのずから体が動いてきます。
私が高校卒業後に留学のことを考え、決意したのもすべて自らでした。
親にやれと命令されたりすることなく、自分がやりたいと思って決めました。
見知らぬ土地へと渡り、留学生活を送ることができたのも「自分が決めたことだからやる」という気持ちが大きかったからです。
私は親から「知らない土地でよく頑張ったね」と驚かれます。
自分としては、やりたいから決めたことです。
留学中は、たしかにつらいときもありました。
しかし、途中で何も得ないまま終わるのは中途半端ですから、とにかく区切りがつくまでやり遂げようと思っていました。
このように、自分が決めて行動するのか、他人に決められて行動するのかで、雲泥の差が出てきます。
自分の将来に関わる大きな決断であるほど、自分で決めることが大切です。
間違っても、自分の人生を他人に決められて行動するということはないようにしましょう。
他人に決められると、やる気が起きず、行動できなくなってしまうのです。