上手な決断の仕方は、自分の好き嫌いという価値観を基準にして考えることです。
自分の好き嫌いという基準ほど、正しい判断基準はありません。
好きなことを決断すれば、言われなくてもやりたくなるし、嫌いなことを決断すれば、やれと言われてもやりたくはありません。
何しろ嫌いなものは嫌いですから、どうにもならないのです。
決断は、好きなことを決断するのが一番なのです。
嫌いなことを決断して、幸せな人生を送っているという人は、聞いたことも見たこともありません。
現実、幸せな人生を送っている人ほど、好きなことをやっています。
テレビの中で活躍している女優に、菊川玲さんという方がいます。
菊川さんは、東京大学という有名国立大学を出ているにもかかわらず、高学歴とは関係のない、女優の道を選びました。
彼女は、こう言います。
「演じることが好きだから、女優になった」
まさに、彼女は好きなことを基準に、仕事を選んだわけです。
これが、本当の正しい決断の見本です。
気の進まない仕事をしている人は「お金のために仕方なく仕事をしている」という人です。
嫌いな仕事でも、お金を稼ぐために、仕方なくやっています。
しかし、菊川さんのように「好きだから仕事をする」というのは、好きな仕事だからこそ、明るく楽しく仕事ができます。
そのうえ、給料までいただけることは、幸せなことなのです。
仕事に限らず、あらゆる選択と決断に言えることです。
自分の好き嫌いを基準に決めればいいという、単純なことなのです。
好きなことはすればいいし、嫌いなことはやらなくていい。
これが、一番当たり前でありながら、一番大切なことなのです。