学生時代の理科や社会の問題では、消去法で答えを見つけ出していく方法があります。
私も学生時代、消去法はよくやっていました。
選択問題があって、答えがどれか見てわからなかった場合、次にとる作戦は、逆に一番間違いであろう選択肢を消していくことです。
複数の選択肢の中から、どれが一番間違いであるかを見つけ出し、1つずつ選択肢を消します。
最後に残った選択肢が、一番答えに近い選択肢ということになります。
この方法は、テストの紙の上だけでなく、人生の上でも、大いに活用していきましょう。
決断をしようと思っても、選択肢がたくさんあって、どれがいいのかわからないときがあります。
そんなときは、逆に一番ダメだと思う選択肢から消していけばいいのです。
一番ダメだと思う選択肢から消していけば、消していくたびに正しい答えに近づけます。
「間違えること」「三日坊主」にも、同じことが言えます。
「これは自分には合っていないな。自分には無理だ」と思うことがあれば、1つ選択肢を消していくことができたということです。
「間違った、合わなかった」ということは、それだけ自分には向いていないことがわかり、大きな収穫があったということなのです。
どれだけ自分に合った道を見つけ出せるかは、こうした間違いの多さに比例します。
たくさんの失敗や間違い、三日坊主を経験している人は、より自分に合った選択肢を選べるようになります。
子どものころの、失敗体験の多さに比例して、大人になったときに、素晴らしく自分に合った選択ができるようになるのです。
間違えるということは、それだけ正しい答えに近づけると考えることです。
そう考えると、うまくいってもいかなくても、どちらでも収穫があるのです。
決断することに、何も怖いことなんてないのです。