物事を決めていくときには、他人の意見を参考にしていきましょう。
しかし、他人の意見を丸のみする意味ではありません。
自分の視野を広げ、より正しい選択ができるように、参考にさせてもらうという意味です。
そのときに気をつけてほしいことがあります。
「でも」という言葉を使わないことです。
「でも」という言葉を使ってしまうと、せっかく人が話してくれたアドバイスを、否定してしまうことになります。
たとえ、そのアドバイスが間違っていたとしても「でも」は使わないようになると、あなたの器は大きくなります。
人さまに、わざわざアドバイスをしていただけることは、ありがたいことです。
アドバイスが間違っているとか、物足りないといったことは、後から考えればいいのです。
アドバイスを聞くときは、否定などせず、まずは純粋にすべてを受け止めます。
いったん全部受け止めたうえで「この意見は、いらない。この意見は役立ちそうだ」と、分けていけばいいのです。
いいのか悪いのかは、わざわざアドバイスをしてくれる人に向かって言うことではないのです。
私の場合も人から意見を聞くときには、まずはすべて受け止めるようにします。
「地球は将来きれいな星になる」という意見も「地球は将来、核兵器のため自滅する」という意見も、両方聞くようにしています。
すべてを受け止めて、私の頭の中で「この考え方は好きだな。でもこの考え方には賛成できないな」という選別を行うのです。
他人からいただけるアドバイスは、もらうだけもらっておきましょう。
アドバイスの利用をどうするかは、後から考えればいいことなのです。