人間が決断するときに、3種類の人間がいます。
この中の理想は、もちろん「決断の早い人」です。
次によいのが「決断の遅い人」です。
決断の早い人は「1、2、3」と前に進んでいけます。
決断の遅い人でも「1…、2…、3…」と進みます。
進む速さは遅いですが、ゆっくり前に進むことができています。
最後に、もう1つのパターンがいます。
「決断も何もしない人」です。
これが最もよくないパターンです。
何もしないと、本当に何も起きないのです。
いいことも悪いことも、ありません。
ただ時間が過ぎていくばかりで、日常に変化がありません。
ただ仕方なく生まれてしまい、なんとなく生きるだけでは、生きていることに喜びを見い出すことができません。
何もしないことほど、もったいないことはありません。
学校の新学期の授業で、最初に先生が名前を覚えるのは、最初に手をあげた生徒だと言います。
積極的に手を挙げる生徒は、回答する機会がある分、印象に強く残ります。
その反対に、一番印象に残らない生徒は、手を挙げない生徒だと言われます。
手も上げない、何も発言しない、だから正解することも間違うこともない。
こうした生徒ほど、存在感の薄い生徒はないのです。
人生も同じです。
何もしない人には、神様にすら印象が薄く、誰なのか忘れ去られます。
神様が一番見てくれるのは、どんどん決断をして、積極的になっている人です。
大いに間違い、大いに笑い、楽しみ、悲しみ、いろいろあるけれど、頑張って行動している人。
神様は、こうした積極的な人を見逃しはしません。
見逃すどころか、一生懸命頑張っていることに心を打たれ、助けてくれるようにさえなります。
だから積極的に行動している人は、運がいいのです。
何もしない人は存在感が薄いため、神様に気づかれることもなく、助けられることもなく、その名のとおり何も起きないのです。