「これをやったら、~になるからダメ」
「あれをやれば、こうなってしまうからダメ」
こんな言い訳ばかりをしていると、いつまでも決断できなくなります。
長所には、裏を返せば、必ず短所があります。
しかし、短所にも裏を返せば、必ず長所があります。
実は「長所」と「短所」は、2つで1つのセットになっているのです。
何かを決めようとするときにアラ捜しをすれば、必ず短所が出てきます。
しかし、これは大変なことなどではなく、むしろこれが当然なのです。
短所がないことなどありません。
すべての長所には、短所も一緒になってあります。
知り合いのある女性は、小さい胸に悩み、またある女性は大きい胸に悩みます。
胸が小さい人は小さいことに悩み、大きい人は大きいことに悩むのです。
大きい人は胸が小さいほうがいいなというし、胸が小さい人は大きな人がいいなと言うのです。
これでは、どちらが本当にいいことなのかわかりません。
「小さいはダメ。大きいもダメ」
言っていることは、間違っていません。
たしかにその人の悩みです。
しかし、その人の「悩み」だけであって、ほかの人から見れば「憧れ」に映ることがよくあるのです。
ほかの人から見れば、自分が思っているほど、短所は短所ではないのです。
短所ばかりに目を向けていないで、時にはその短所があるからこそ存在する長所にも、目を向けてみることです。
どこかに必ずあります。
言い訳ばかりしている人が、いつまで経っても決断できないのは、短所ばかりに目を向けているからです。
ある程度の短所には、ある程度の長所があります。
とんでもない短所には、とんでもない長所があります。
自分の短所に、いま一度目を向けてください。
自分が嫌でたまらない短所を、1つあげてみましょう。
それは、裏を返せば、大きな長所になります。
大きな短所も、見方を変えれば大きな長所になることに気づけば、たわいないことに感じてくるのです。