決断をするときに、それをやればどうなるのか、さっぱり見当もつかないときがあります。
先輩の話を聞いてもぴんとこなかったり、情報が少なくて困ったりすることがあります。
たとえば、彼女とのデートで以前あるレストランへ行ったときのことです。
少し高級なレストランで、メニューを見ても、想像しにくい名前のメニューばかりです。
そこで、店員さんに「これ、何ですか」と聞いて、説明してもらいます。
説明を聞いても、やはり見たことも食べたこともないメニューは、なかなか想像しにくいのです。
味も、想像するしかありません。
そこで私たちは「とりあえず、わからないから試しに食べてみよう」ということにしました。
出てきた食事は、案の定、初めて見る料理で、味も例えようのない独特の味をしていました。
実際、最後まで食べきれず、ちょっと残してしまいました。
しかし、私たちには、その決断に後悔はありませんでした。
むしろ初めて食べる料理に出会うことができ、楽しく食事ができたくらいです。
わからない食事だからこそ「これどんな味がするのかな。どうやって食べればいいの?」と、話に花が咲きました。
メニュー選びのときに、よくわからないからやめておく、という選択もできたでしょう。
しかし、あえて「よくわからないから試しに食べてみよう」と決断したことで、普通の料理以上に楽しくいただくことができました。
わからないから、ダメだということはありません。
わからないことは、新しいことに挑戦するチャンスと考えましょう。
わからないことのほうが、大当たりということもあるのです。