うまい話には、軽い気持ちで乗らないようにしましょう。
うまい話には、ほとんどの場合、裏があります。
うまいだけの話は、響きこそいいですが、すべてがそんなにうまくいくわけがないのです。
政治家の選挙戦では、候補者が、いかに自分がより良い社会を築きあげることに貢献するのかをうたいます。
しかし、毎回思うのですが、そんなにうまく話が進むなら、もうとっくに日本の政治はうまくいっているはずなのです。
みんな、うまい話ばかりをして、嫌なことや聞かれたくないことは自分から話そうとしません。
そんな中、今までとは違った革命的な1人の政治家が現れました。
かつて日本には「痛みの伴う政治改革をします」というフレーズを使った総理大臣がいました。
ほかの政治家とは違うところは、都合の悪い話を軸にしたことです。
普通に考えれば、痛みの伴う政治は、国民は喜ぶわけがありません。
普通に考えれば「痛みがあるのは嫌だな」と思い、嫌煙されることでしょう。
しかし、うまい話ばかりをする政治家たちの汚い横行にも、すでに国民は承知です。
国民は、うまい話には裏があることを見抜き、うんざりしているのです。
有利なことも不利なことも、正直に伝えました。
その結果、国民の理解を集め、支持を得ることができたのです。
「痛みの伴う政治は当然だ。彼の言うことは正しい」となったのです。
本当の話というのは、痛みのない話ではなく、痛みがある話です。