遠いところにある夢は、遠いがゆえに、ぼやけて見えます。
おおむね進むべき方向はわかっていますが、遠くにありすぎて、現実味がありません。
蜃気楼のようです。
そのため、やる気も根気もなかなか出ません。
夢が遠くにあるのは、仕方ないことです。
それは当然です。
しかし、ある賢い方法を使って、夢を近くに引き寄せることはできます。
では、遠くにある夢を近くにするためにはどうすればいいのでしょう。
大きな夢を小さく区切って、それぞれを「目標」にすればいい。
いきなり大きな夢を達成するのではありません。
小さな目標を1つずつ丁寧に乗り越えていくことで、夢に近づくプロセスにすればいい。
目標は、近くにあるので具体的です。
目標を乗り越えていくことで、大きな夢に近づくことになります。
たとえば「自分の本を出版する」という夢があるとします。
実力も実績もない人がいきなり出版社に頼んでも、門前払いを食らうだけです。
話さえ聞いてもらえないでしょう。
夢としては立派ですが、いきなり達成するのは難しいです。
まず「自分の本を出版する」という大きな夢を、小さな目標として区切ってください。
手始めに、1日に原稿用紙3枚を目標に書き始めます。
実力を身につけるためのペースであり、量です。
慣れてくれば次の目標として、1冊の本を書き上げることに挑戦します。
雑誌に投稿したり、ブログや自分でウェブサイトを作ったりなどして公開します。
さらに慣れてくれば、作品を2冊・3冊と増やしていけばいいでしょう。
ポイントは、本を出版できるだけの実力と実績を、あらかじめ身につけておくことです。
量をこなして、実績を積み上げながら力をつけていきます。
実力と実績があればできるはずです。
出版社から振り向いてもらえます。
本当に素晴らしい文章を書くことができれば、必ず人気サイトになるはずです。
人気サイトになれば、逆に出版社から「本を出しませんか」という声がかかります。
晴れて本を出版という流れになります。
まずは、夢を小さく区切ってください。
遠い夢はぼんやりしますが、小さく区切って見ると、手を付けやすくなるのです。