たくさんの「性格の明るい私になる方法」を学び、勘の鋭い人は気づいたのではないかと思います。
実は、この「性格の明るい私になる方法」は「本来ある自分を取り戻す方法」にもつながることなのです。
あなたは本来、元気で明るい人間です。
それが、社会のルールや、学校のルール、友人からの評価などで、本来あるべき自分を出せないでいてしまっている。
ゆえに元気がなくなってしまうのです。
人間は、本来元気な生き物です。
ほうっておいてもおなかがすくし、ほうっておいても自然と眠くなります。
これらはすべて、人間が元気な方向へ向かおうとしている「心のサイン」です。
それをこの地球に生きる人々が作った「ルール」というものによって、本来あるべき自分を抑え込んでしまっているのです。
しかし、世の中には、明るく元気な人がいます。
少なからずその人たちは、幸運にも「本来あるべき自分でいられる考え方」に気づくことができた人たちなのです。
周りの評価を気にしないこと、自分は自分と考える習慣、素直になることで本当の自分を出していくこと。
こうした明るくなるコツを、生まれ育った環境から、身につけることができたのです。
私も、よく性格が明るいといわれます。
自分でもなぜなのかと考えたとき「本来あるべき自分を出すコツ」を親や友人、経験などを通して自然と身につけていたのです。
ここに書いてあることを友人に話すと、みんな「なるほどね」と言いますが、私には「当たり前のこと」です。
自分が生まれ育った環境と今までの経験から、いつの間にか自然と身につけてしまっていました。
私に限らず、性格の明るいと言われている人は、意識のうちにこうした習慣を身につけている人たちです。
身につけているから、周りに振り回されず、自分らしく生きることができ、結果として明るくなれているのです。
もしこの本に書いてある文章で「そうか!」と気づく部分があれば、あなたの「足りない部分」です。
すでに明るい人がこの本に書いてある文章を読んでも「そりゃそうでしょ」と当たり前の顔をして答えることでしょう。
ここに書いてあることは、明るい人が身につけている、明るくなるための当たり前の「考え方」だからです。
「考え方」を改めることで、あなたは本来あるべき自分を出せます。
本来あるべき明るさと元気も、取り戻していくことができるのです。
明るくなるというのは、本来あるべき自分を「取り戻す」だけで、よかったのです。