無目的に生きないことです。
夢も生きがいもなく、ただぼんやり生きていると、落ち込んでしまいます。
行き先のない旅に出るようなものです。
「生まれてしまったから、仕方なく、ただ生きる」という状態になります。
「自分は何のために生きているのだろう」と思うと、暗い気持ちになります。
夢や生きがいがないと、生き生きすることができないため、なかなか生きている実感が持てません。
心にぽっかり穴が空いているように感じます。
虚無感に襲われ、わけもなく涙を流すことになります。
真っ暗な闇の中を歩いている気持ちになり、落ち込みの谷から抜け出せないのです。
落ち込まない生き方をしたいなら、夢や生きがいを持ちましょう。
夢や生きがいは何でもかまいません。
大切なことは「夢や生きがいを持って生きる」ということです。
自分にとって「価値のある願望」であれば、何でもいいのです。
夢や生きがいを持てば、生き方がスマートになります。
努力すべきことがわかり、リソースの配分がうまくなります。
時間やお金の使い方も上手になり、効率がよくなります。
夢や生きがいを持てば、生きる意味が生まれます。
「自分はこのために生きている」と思えることがあるだけで、人生の見え方はまったく変わります。
気持ちに張りが生まれ、生き生きしてきます。
心からエネルギーが湧いてきて、やる気や元気も出てきます。
生活の明度や彩度が上がり、自然とポジティブな気持ちになって生きるのが楽しくなります。
夢や生きがいを持てば、すべてが本気になります。
人生が有限であることを意識するようになります。
「真剣に生きよう」「真面目に生きよう」「有意義な人生を生きよう」と思うようになります。
「健康でいたい」「もっと長生きをしたい」と思うようになります。
生きていることに感謝の念が湧いてきて、命に対する実感が湧いてくるのです。
夢や生きがいがあれば、根気も生まれます。
嫌なことがあっても「乗り越えよう!」と気合が入ります。
ストレスを感じたり困難にぶち当たったりしても「これくらいのことで諦めてたまるか」と踏ん張れます。
夢や生きがいから多くのパワーをもらえるのです。
間違っても「神様が生きる意味を与えてくれる」と思わないことです。
残念ですが、神様は、生きる意味を与えてくれません。
すでに命を与えてもらっているのに、そのうえ生きる意味まで与えてほしいと考えるのは傲慢です。
神様はそこまで面倒を見ることはありません。
生きる意味は、自分が自分に与える必要があります。
何でもいいので、夢や生きがいを作ってください。
夢も生きがいも、自分が自分に与えるものです。
「夢や生きがいが持てない」という人もいるでしょう。
時間やお金がなかったり、健康条件に制限があったりです。
たとえそうだとしても、まず夢や生きがいを持つことです。
大切なことは「叶うかどうか」ではなく「夢や生きがいを持つことそのもの」です。
夢や生きがいは「生きている実感を生み出すもの」です。
夢や生きがいを持つとはいえ、叶うかどうかは後の話です。
結果として叶わなくてもいいのです。
夢や生きがいを持ち、それに向かって生きることが大切です。