「落ち込んではいけない」という考え方をしていませんか。
「○○してはいけない」という考え方は「禁止」です。
禁止されて嬉しい人はいません。
「落ち込んではいけない」と考えていると、うっかり落ち込んだとき、罪悪感に苦しめられます。
「落ち込まないように注意していたのに」「自分はダメな人間だな」と思ってしまいます。
くよくよしてしまい、落ち込みからの立ち直りを妨げます。
そんな自分も嫌になります。
「落ち込んではいけない」という考えは、心の束縛になります。
自分を縛り付ける鎖になり、ぎゅうぎゅう締め付けられ、緊張やストレスを感じます。
窮屈な考え方でいると、どんよりした暗い気持ちになって息苦しくなります。
だんだん生きるのもつらくなります。
「落ち込んではいけない」と思っていると、かえって落ち込みやすい体質になります。
落ち込まない生き方を実現させたいなら、大切にしたい考え方があります。
「たまには落ち込んでもいい」
これでいいのです。
落ち込みを助長させそうですが、そうではありません。
自分を許すことになるため、かえって落ち込みにくくなります。
「たまには落ち込んでもいい」と思うことです。
心の束縛から自由になれます。
自分をぎゅうぎゅう締め付けていた鎖がほどかれ、緊張やストレスが軽くなります。
同時に心も軽くなります。
人間は、感情の生き物です。
人間ですから、たまには落ち込むこともあります。
「落ち込んでもいい」と考えるほうが自然になり、のびのびした生き方ができます。
落ち込むことで、自分と向き合えます。
立ち止まって自分を省みることができます。
自分を許すことで、落ち込みにくくなります。
たとえ落ち込むことがあっても「たまにはこういうこともある」と思えるため、立ち直るのが早くなります。
「落ち込んではいけない」と考えるのではありません。
「落ち込んでもいい」と考えましょう。
緩い考えでいるほうが気楽でいられます。
自分に厳しくすることも大切ですが、厳しいばかりでは苦しいばかりになります。
人生では、優しい考え方も必要です。
自分に優しくなって、自分をいたわってください。
心の束縛から自由になりましょう。
「落ち込んでもいい」と思えば思うほど、落ち込みにくい体質に変わります。