夜に注意してください。
夜は感情が不安定になりやすい時間帯です。
夜は、外が真っ暗です。
「暗い」ということは、言い換えると「光がない」もしくは「光が少ない」ということです。
光の少ない場所にいると、暗い環境が心に作用して気分まで暗くなってきます。
夜はしんみりした気持ちになります。
何も悪いことが起こっていなくても、悪いことが起こっているような錯覚を覚えます。
気分が落ち込みやすくなり、つい悪い方向に考えやすくなります。
暗い環境の中にいると、だんだんしんみりしてきて暗い気分になってしまいます。
夜は感情が不安定になりやすい時間帯です。
感情が暴走して、歯止めが利きにくい。
そのため夜にトラブルが起きると、大きく発展しやすくなります。
夜に喧嘩をすると、大喧嘩になるでしょう。
夜に別れ話を切り出すと、修羅場になるでしょう。
夜に嫌なことがあると、とことん落ち込んで大泣きしてしまうでしょう。
ちょっとしたことが、大爆発を引き起こします。
特に注意したいのは、昼夜逆転の生活です。
昼夜逆転の生活を送っていると、暗い時間帯に活動することが多くなります。
もともと人は、昼行性の生き物です。
太陽が出ている明るい日中に活動する生き物であり、その生体リズムが遺伝子に組み込まれています。
事実として、私たちの遺伝子の中には「時計遺伝子」の存在が確認されています。
そのため夜中心の生活を送っていると、本来の生体バランスに悪影響を及ぼします。
心のバランスだけでなく、自律神経のバランスまで崩してしまい、ますますネガティブ思考に陥りやすくなります。
昼夜逆転の生活が常態化していると、元気を出そうにも難しいでしょう。
いつもふさいだ気持ちになってしまい、1日中ぼうっとした状態になります。
もともと精神的に不安定な状態の人は、なおさら夜を避けるべきです。
不必要に落ち込みたくないなら、できるだけ夜は避けてください。
夜は寝るものです。
できるだけ早めの就寝を心がけ、夜の悪影響から自分を守ってあげてください。
落ち込みたくないなら、昼です。
活動のメインを昼にしましょう。
昼は、なかなか落ち込みません。
日光には、心に作用する力があります。
日光が降り注ぐ日中は、気持ちまで明るくなってきます。
日光は、栄養ではありませんが、心の健康には必要な存在です。
明るい日光を浴びると、心に必要なものが満たされるので、自然と明るい気持ちになります。
さんさんと輝く太陽の下で落ち込むのは難しい。
落ち込むことがあっても、日光浴をしていると、嫌でも元気になるでしょう。
それくらい日光には、心の健康に絶大な好影響があるのです。
昼夜逆転の生活リズムになっているなら、できるだけ日中の生活リズムに整えることです。
徹夜の勉強も深夜の残業も言語道断です。
都合があって活動が深夜に及ぶこともありますが、必要最小限に抑えるようにしましょう。
昼に嫌なことがあって、落ち込みそうなときもあるでしょう。
そんなときは、今すぐ窓を開けて日光を浴びてください。
部屋の外に出て、日光を浴びるもよし。
両手を広げて全身で日光を浴びれば、暗い気持ちも吹き飛び、嫌でも明るい気持ちになります。
太陽の光は、あなたを助ける光です。
「日光=心の栄養」と考えてください。
太陽の光を味方につけることで、心は元気100パーセントになります。
あなたは落ち込み知らずの人間になり、人生もうまくいきます。