不得意に目を向けるのはやめることです。
あなたには不得意なことがあるでしょう。
不得意なこととは「上手にできない」「スムーズにできない」ということです。
たしかに不得意なことはストレスを感じやすい対象です。
スムーズにできず、ミスをすることも多く、苦労もストレスも多くなるでしょう。
不得意でいるより得意でいるほうがいいのは間違いありません。
だからといって、不得意ばかり目を向けないことです。
不得意ばかりに目を向けていると、心がざわついてきます。
劣等感が生まれてきて、だんだん自分に自信がなくなってきます。
自分が「ダメな人間」と思えてくるようになり、目の前が真っ暗になってくる。
心がネガティブな感情に支配された結果、落ち込んでしまうのです。
不得意なことがあっても、恥ずかしがる必要はありません。
人間は不完全な生き物です。
誰にでも不得意なことは、あるのが普通です。
不得意に目を向けるのはやめましょう。
一切考えないようにします。
得意に目を向けましょう。
あなたには得意なことがあるはずです。
得意なことだからといって大げさに考えないでください。
素晴らしく上手である必要もなければ、世界一の腕前である必要もありません。
収入にならないことでもかまいません。
「人よりちょっと上手にできる」という程度でいいのです。
少し上手にできるなら、堂々と得意なことと主張できます。
何か1つくらい得意と呼べることがあるはずです。
「こんなばかばかしいことでいいの?」と思うことでOKです。
「朝の早起きが苦にならない」ということも、見方によっては得意なことといえます。
きちんと探せば、たくさん出てくるに違いありません。
得意なことが見つかれば、箇条書きで紙に書き出してみてください。
目に見える形になるので「得意に目を向ける」という行為がしっかり実行できます。
得意に目を向けると、心が躍ってきます。
探し始めると、意外とたくさん出てくるので自分でも驚くでしょう。
だんだん心が弾んでいき、テンションも上がってきて、目の前が明るくなってきます。
得意なことは、武器でもあり、取り柄でもあります。
「自分には優れた武器がある、取り柄がある」と思うことで、自分の価値を実感でき、自己肯定感の向上につながります。
だんだん強気になれ、自信が出てきます。
得意なことは、もっと磨いて伸ばしていきましょう。
せっかく自信につながることがあるのですから、そのままにするのはもったいない。
もともと得意なことなら、集中的に磨いていけば、さらに能力を伸ばしていけるはずです。
時間やお金がかかってもかまいません。
得意なことは伸ばせるだけ伸ばしましょう。
得意なことは伸ばすためにあります。
得意なことを伸ばしていけば、いずれ才能に変わります。
最初は収入につながらなくても、ある程度のレベルに達すると、収入につながることもあります。
人生を変える武器に変わるのです。