生きがいとは、何でしょうか。
生きがいとは、生きていくための支えとなる目標や心の張り合いです。
「生きていてよかったな」と思えることです。
60代までは、意識をしなくても、すでに生きがいがありました。
仕事であり、子育てです。
生きがいを持とうと思っても、持たざるを得ない状況で、奮闘する毎日でした。
しかし、60代からは違います。
60代からは、意識をして、生きがいを持つ必要があります。
定年退職して、子どもも自立して親から離れると、急に重荷がなくなります。
軽くなるのはいいのですが、軽くなりすぎるのです。
魂まで抜かれたかのようです。
「もうやることがない。どうやって生きていいのかわからない」と思い、生きがいを見失う人が多いのです。
中には「生きていても仕方ない」という極端な考えに走る人も多いようです。
定年退職をしたとたん、死んでしまうという話さえあるというから、驚きです。
そこで60代からは「新しい生きがい」が必要です。
今までとは違う、新しい、生きがいです。
「生きがい」と呼べるものはありますか。
「そうだな。そんなことは考えたこともないな」と思うなら、今すぐ生きがいを見つけましょう。
趣味やスポーツを生きがいにするのもいいでしょう。
研究や作品など、一生涯を通じて取り組めるライフワークでもいいでしょう。
「生きがいは何ですか」と聞かれたとき、すぐ答えられるようになりましょう。
新しい生きがいが、これからの人生の支えになるのです。