定年退職をした後は、健康診断を毎年必ず受けましょう。
会社員のころは、毎年会社を通して健康診断があったため、自分から進んで受ける必要はありませんでした。
毎年受けていたおかげで、何か問題が見つかっても、すぐ対処できました。
しかし、定年退職をしてからは、自分から健康診断を受けなければなりません。
「まだ健康だから大丈夫」と思って、気を抜いていませんか。
病気になるときは、必ずしも痛みや違和感があるとは限りません。
たとえ痛みや違和感がなくても、体の内側で少しずつ悪化している可能性があります。
たとえば、肝臓に関する病気です。
肝臓は「沈黙の臓器」といわれます。
肝臓は、ほかの臓器とは違い、悪化しても痛みが伴わない特徴があります。
肝臓が病気とわかったときには、すでに手遅れになっているケースがあるのです。
毎日、お酒を大量に飲む習慣がある人は、肝臓へのダメージも蓄積されている可能性があります。
がんにせよ骨粗鬆症にせよ、初期症状は違和感がなく、自分では気づきにくいです。
気づいたときには、手遅れになっている可能性もあります。
体の内側で、どのような老化や病気が進行しているかわかりません。
把握するには、やはり定期的な健康診断です。
60代は、程度の差はありますが、老化が表に出やすい時期です。
定年退職後は、体の状態にかかわらず、健康診断を毎年受けましょう。