60代が若い人と接するとき、偉そうになりやすいため要注意です。
「自分のほうが偉い」「自分のほうが正しい」と思いやすいからです。
自分のほうが上である意識があると、見下すような態度になり、つい横柄な態度になります。
その結果「ああしたほうがいい。こうしたほうがいい」など、命令口調になりがちです。
これでは、若い人とうまく接することができません。
相手と壁を作ることになり、新しい出会いを妨げます。
ただの口うるさい中年と思われ、若い人が逃げていくのです。
では、若い人と接するには、どういう切り口がいいのでしょうか。
若い人と接するときは、コツがあります。
「大変ですね」とキーフレーズを含めることです。
あなたが若いころを、思い出してください。
学生なら、勉強で大変だったことでしょう。
社会人になれば、仕事で大変だったことでしょう。
いつも何かに追われ、苦労の連続だったはずです。
あなたがそうであったように、若い人も今、その状態なのです。
「大変ですね」と言われると「自分の気持ちをわかってくれる」と思い、そっと心の扉を開いてくれます。
「共感」を生むことができます。
「そうなんですよ。実はですね」と言って、次々と話を始めてくれるに違いありません。
自分から若者の立場に歩み寄ることが、大切なのです。