「年齢を取るほど可能性が小さくなる」
世間でよく聞かれる言葉です。
50代は、20代や30代に比べて、可能性が小さいと考える人も多いのではないでしょうか。
50代は、人生で最も出費が多い10年間です。
子どもは大学生になり、学費が急に増えます。
一戸建てを購入すれば、毎月のローンが重くのしかかります。
人間は、年齢にふさわしい行動を取ろうとします。
10代は学生らしく振る舞い、20代になれば社会人らしく振る舞います。
年齢に合った行動から、自然に従って生きている様子がうかがえます。
50代になると、人生の後半に入って、しばらく時間が経ちます。
人生を80年とすれば、50代は、とっくに半分を超えています。
自分の人生の終点を意識する人も、多いのではないでしょうか。
あなたが年齢を口にするとき、どういう態度ですか。
50代になれば「自分の年齢を口にしづらい」と感じる人も、多いのではないでしょうか。
ネックになるのは、年齢の高さです。
あなたは普段、どのような服装を身につけていますか。
若いころに比べると、だいぶ地味な服装になっていないでしょうか。
これは無意識に起こります。
50代にもなれば、黒髪の中に、白いものが目立ち始めます。
白髪です。
今、どのくらい白髪が目立っていますか。
後悔には、変わった特徴があります。
「しばらくしてから感じる」という特徴です。
経験している最中は、感じられないのです。
50代は、健康への意識が崩れつつある年ごろです。
「健康が崩れる」というより「健康への意識が崩れる」です。
「もう人生はそれほど長くない。今から健康を気にしても意味がない」と思い、健康に気遣う意識が低下します。
50代になると、パートナーとの付き合いも、かなりの年月になります。
20代で結婚すれば、30年ほどの付き合いになります。
30代で結婚しても、20年ほどの付き合いになります。
50代になると、夫婦の結婚記念日の大きな節目を迎えます。
20周年や30周年の、結婚記念日です。
毎年ある結婚記念日の中でも、大きな節目を迎える結婚記念日は、特別です。
成功するためには、熱心に、仕事に打ち込むことが必要です。
夢中になって、一心不乱に集中することで、いい仕事ができます。
仕事に打ち込むと、私生活に余裕がなくなる一方、成功に近づけます。
50代は、出費が多くなります。
特に大きな負担になるのが、子どもにかかる費用でしょう。
50代になるころといえば、子どもがちょうど高校や大学に進学する時期です。
50代になれば、子どもが大学に進学する時期と重なるでしょう。
大学の進学を親と相談するとき、子どもから地元から離れた大学を希望することがあります。
「地元から離れた大学に進学したい」「大学では一人暮らしをしたい」などです。
あなたの生活に、羽目を外す瞬間はありますか。
おそらく「少ない」と答える人が多いのではないでしょうか。
人生の中で50代は、最も羽目を外しにくい年ごろです。
若い時期は、よき助言者を求めていました。
人生に行き詰まったとき、迷ったときなど、自分の考えだけでは限界があります。
そこで、経験豊富な人からの助言を求め、自分の人生に役立てていました。
雰囲気の悪い職場は、ある特徴があります。
上司より部下のほうが頑張っていることです。
部下は一生懸命になっているにもかかわらず、上司はデスクでぼうっとしています。
年を取ってから嫌われるのは、どんな人でしょうか。
自分の考えを強要させる人です。
長く生きていればいるほど、たくさんの経験を積みます。
50代は、緊張感が抜け「そこそこ」になってしまいがちです。
仕事に手を抜いたり、子育てを諦めたりなどです。
性格が丸くなり、体力の衰えもあるため「無理をするのは控えよう」と思います。
「あなたの趣味は何ですか」
そう聞かれて、すぐ答えられますか。
「趣味がない」という人もいるでしょうが、やはり趣味はあったほうがいいです。
今のあなたの原点は、どこにあるのでしょうか。
生まれ育った故郷です。
幼少期を過ごした故郷を思い出してください。
50代とは、仕事や人生に迷いが生じやすい時期です。
「どうすればいいのか」「これからどうしていけばいいのか」と迷う人もいるでしょう。
その答えを知っているのは、意外な存在です。
ある日、古い友人から集まりの連絡がやってきます。
同窓会の誘いです。
あなたは同窓会に、喜んで出席するタイプでしょうか。
家族と一緒にいるとき、どのような表情をしていますか。
50代は、いろいろな仕事が重くのしかかる時期です。
責任、家事、子育て、人付き合い、ローンなど、山ほどあります。
あなたにとって、人生で大切なものは何ですか。
自分でしょうか。
パートナーでしょうか。
最近、驚いたのはいつですか。
年を取れば取るほど、驚く機会が少なくなります。
経験量が増えるため、何を見聞きしても「知っている」という状態になるからです。
お金の管理について、どのくらい把握できていますか。
50代はお金の出入りが激しくなる時期です。
お金の管理については、今のことだけを考えるのではなく、これからのことも考えなければいけません。
「子どもが生きがいです」
親御さんの中には、子どもを生きがいとする声を、よく耳にします。
やはり大事なわが子ですから、なにより第一に考えることでしょう。
50代は、少しずつ定年を意識し始める年ごろです。
早く定年を迎えたいタイプですか。
それとも、定年後も仕事をしたいタイプですか。
定年退職の後、どのような暮らしをする予定ですか。
考えるには早すぎると思うかもしれませんが、50代になれば、考え始めてもいい時期です。
「定年が近づく」ということは「定年後の準備も必要になる」ということです。