年を取ってから嫌われるのは、どんな人でしょうか。
自分の考えを強要させる人です。
長く生きていればいるほど、たくさんの経験を積みます。
これまで数多くの経験をしてきましたから「これが正しい」という自分の考えに自信を持つでしょう。
もちろん自分の考えを持つのは、素晴らしいことです。
他人の意見に流されず、自分の経験に基づく考えは、その人の軸になります。
周りに流されず、自分の考えで生きていくことができるでしょう。
ここまではいいのですが、この後に注意です。
自信のある自分の考えを、相手に強要させるのはよくありません。
人それぞれ違いますから、考え方も違います。
「こうしなければいけない」「こう考えなければいけない」と言われるのは、命令と同じです。
相手の間違った考え方を攻撃して、自分と同じ考えになるように押し付けます。
「付き合いづらいな」と思われ、新しい友人もできにくくなるのです。
自分としては「わざわざ正しいことを教えているのだから、むしろ感謝されたい」と思うでしょう。
言い分が正しいかどうかの問題ではありません。
言い分が正しくても、強要された相手は「押し付けられた」「命令された」と感じ、不快に感じます。
他人の意見を聞こうとせず、むしろ自分のやり方を強要させるのは、かっこいいというより、見苦しいです。
だから、嫌われてしまうのです。
自分が今、そうなっていないか、振り返ってみることです。
大切なことは、素直です。
自分の考えを持ちつつ、ほかの考えも受け入れる柔軟性を持ちましょう。
人には人の考え方があることを、尊重することです。
自分の考えを持ちつつ、人の話が聞ければ、嫌われることはありません。
「あの人は、人の話を何でも受け入れるね」と思われ、周りも話しかけやすくなるのです。