執筆者:水口貴博

言葉遣いがうまくなる30のマナー

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嫌いな人の話題を、わざわざ自分から出す必要はない。

嫌いな人の話題を、わざわざ自分から出す必要はない。 | 言葉遣いがうまくなる30のマナー

「嫌いな人がいる」という人には、共通点があります。

嫌われやすいことです。

「嫌いな人がいる」と言うほど、かえって自分が嫌われやすくなります。

口にする人に、悪い雰囲気が漂うからです。

「嫌いな人がいる」という人には、接し方に気を使います。

接し方が悪いと「今度は自分のことを『嫌いだ』と言われるのではないか」と不安になります。

近づきにくく、話しかけにくく、接しにくくなるのです。

もし自分が「嫌いな人がいる」と口にしていれば、そういうふうに見られている可能性があります。

「嫌いな人がいる」というフレーズは、気をつけたい一言です。

さて、ここからが本題です。

「嫌いな人がいる」というフレーズに気をつけるとはいえ、実際、そりの合わない人はいるものです。

そういう人に対しては、どう言えばいいのでしょうか。

何も言わなくていいのです。

わざわざ話題に出す必要はありません。

好きな人の話題は積極的に出しても大丈夫ですが、嫌いな人の話題は控えるように心がけましょう。

もし意見を求められることがあれば、言い方を少し工夫します。

「嫌いな人」ではなく「苦手な人」という言い方にしましょう。

とげとげしい印象はありませんね。

言葉遣いを、ほんの少し気をつけるだけで、人間関係がうまくいくのです。

言葉遣いがうまくなるマナー(4)
  • 「嫌いな人」の話題は、わざわざ出さないようにする。
「考え方が間違っている」と言われたときの対処方法。

言葉遣いがうまくなる30のマナー

  1. メールの送信ボックスは、自分の言葉遣いを客観視できるところ。
  2. 初対面は、試験と同じ。
    うっかり名前を忘れると、0点になる。
  3. 発する言葉が美しければ、戻ってくる言葉も美しくなる。
  4. 嫌いな人の話題を、わざわざ自分から出す必要はない。
  5. 「考え方が間違っている」と言われたときの対処方法。
  6. 「No」より「No, Thank you.」。
  7. 会話はキャッチボールと同じ。
    投げるときより、受け止めるときが、気持ちいい。
  8. 努力を侮辱されたときに、言い返したい魔法の言葉。
  9. 口論の真の勝ち方とは、言い負かすことではない。
    相手から共感や同意を得ること。
  10. 人間関係は、出前と同じ。
    好かれるのは、せかす人より、気遣う人。
  11. 「ありがとうございます」という場面の多くは「いつもありがとうございます」とも言える。
  12. 「いつもありがとうございます」と言われたとき、どう返事をしていますか。
  13. 肯定の言葉ほど、強く言う。
    否定の言葉ほど、優しく言う。
  14. 誤解されたとき、慌てないことが大切。
  15. お礼を言う場面で「すみません」と謝っていませんか。
  16. 疑う言葉が口癖になっていると、人間関係で損をする。
  17. 命令のアドバイスは、嫌われる。
    提案のアドバイスが、愛される。
  18. 自慢話をたっぷり聞くと、人付き合いの運が向上する。
  19. 長話でも、相手をいらいらさせない工夫。
  20. 難しい話が登場したときのうまい返事の仕方。
  21. 興味をそそる前置きをすると、楽しく話を聞いてもらえるようになる。
  22. 1回目のお礼は、社交辞令。
    2回目からが、本当のお礼。
  23. 名前を紹介されたときの、ベストの返事。
  24. 会話で勝とうとする人は、相手から嫌がられる。
  25. 名前を聞かれたとき、名字だけで答えていませんか。
  26. 気の利いた言葉を考えないほうが、気の利いた言葉が出る。
  27. 故事・ことわざ・四字熟語を、会話に含めすぎない。
  28. 無意識のうちに「調子が悪い」という答え方をしていませんか。
  29. 「聞かせてもらう態度」があれば、言葉遣いは自然とよくなる。
  30. ぼけっと口を開けたまま聞いているだけでは、耳から入った話が、口から抜けていく。

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