どんなに外見がよくても、言葉遣いが悪ければ、台無しです。
外見が整っていても、言葉遣いが悪いと、性格も悪そうに見えます。
他人の悪口や批判ばかりをしているのは、心が汚れている証拠です。
人間関係で注意したいのは「同意の強要」です。
無意識に同意の強要をしていませんか。
「同意の強要なんてしていない」と思う人でも、自分の言葉遣いを振り返ってみてください。
映画を見て、退屈を感じたとき「面白くない」と思う癖はありませんか。
あるいは、友人から感想を聞かれたとき「面白くなかった」と答えてしまう自分です。
たしかに「面白くない」と思ったなら、正直な考えなのでしょう。
あなたの周りに「嫌い、嫌い」と言っている人はいませんか。
「あの人が嫌い」
「あの映画は嫌い」
「くだらない」
この口癖に心当たりがある人は、要注意です。
もしかすると「くだらない」と言った瞬間、人間関係にひびを入れているかもしれません。
コミュニケーションでは、大きな主語の使い方に注意しましょう。
大きな主語は、トラブルを招きやすいからです。
もちろん大きな主語が禁句というわけではありません。
励ますときに注意したいのは、正論です。
落ち込んでいる人に、正論を言えば、きっとわかってもらえるだろうと思います。
「こういうときは、こうするべきだ」
「ああ、疲れた」
そんな言葉を、友人から言われることはありませんか。
いきなりネガティブなことを言われると、返事に困りますね。
選択に迷う友人の背中を押したければ、いい言葉があります。
「あなたの選択はすべて応援します」です。
応援する気持ちを、全力で表現しましょう。
「くだらない質問なのですが、いいですか」
そういう言葉を、ときどき耳にします。
「ばかな質問なのですが」「つまらない質問なのですが」という言い方も同じです。
転職や退職の場面では、次のような言葉がよく聞かれます。
「うまくいくといいですね」
去る人に向かって、明るい気持ちを込めて、応援する言葉です。
友人から感想を求められることがあります。
「髪型を変えたけど、どうかな」
「服装のイメージを変えたけど、どう思う?」
挨拶をすれば、必ずしも返事があるとは限りません。
態度の悪い人の場合、挨拶をしても、わざと返事をしないことがあります。
特に、こじれた人間関係で、よくある光景です。
あなたには、触れてほしくないことはありますか。
ごく限られた親しい友人なら話せても、普通の知り合いには話せないことです。
おそらく「ある」と思ったはずです。
遅刻してきた人にどんな対応をするか。
余裕のある人とない人の違いが見られる場面です。
遅刻してきた人にどんな対応をしていますか。
会話では、特徴についての話題が出ることがあります。
たとえば、映画の話をしているとき、アメリカ映画とフランス映画の特徴が出ることがあります。
「アメリカ映画はハッピーエンドが多い。フランス映画はバッドエンドが多い」
友人の家でパーティーを楽しんだ後、ホストが片付けを始めました。
こんなとき、どう声をかけますか。
「手伝いましょうか」と声をかけたいところですが、不十分です。
迷惑な行為をやめてほしいとき、あなたなら、どう伝えますか。
「迷惑です」
「迷惑なのでやめてください」
友人と話をしていると、同じ質問をされることがあります。
こんなとき「同じ話を繰り返すのは面倒」と思うと、つい言いそうになる言葉があります。
「前にも言ったよね」です。
ときどきざっくりした返事をする人がいます。
「ご出身はどちらですか」と聞くと「北海道」という返事が返ってきました。
一言で北海道といっても広いです。
褒めるのは、人間関係の潤滑油です。
誰でも褒められると嬉しく感じるもの。
「褒めると、相手は嬉しく感じるに違いない」
「タカヒロと申します。『タカ』と呼んでください」
「マリアと言います。『マリー』と呼んでください」
初対面のとき、相手から「ニックネームで呼んでいい」と言われることがあります。
「すみません」
「ごめんなさい」
「申し訳ございませんでした」
後輩から人生の相談をされたとき、つい言ってしまうフレーズがあります。
「人生はそんなに甘くない」です。
後輩が、大げさな話をすると、社会を軽視している印象を受けることがあります。
相手から面白い話をしたもらいましたが、すでに知っている内容でした。
そんなとき、よく聞かれるセリフがあります。
「それくらい知っている」です。
人生では「興味がない」と思うときがあります。
しつこい勧誘を振り切るときは、強い態度で「興味がない」と言わなければいけない場面もあります。
しかし、興味がないことのすべてに「興味がない」と言えばいいのかというと、そうではありません。
怒りを感じてもいいのです。
怒りは、人間に備わった、大切な感情の1つです。
怒りの本質は、愛です。
世の中には、冗談でも言ってはいけない言葉があります。
たとえば「あなたは人として失格」「あなたにできるわけがない」「生まなければよかった」です。
人格・能力・存在を全否定する言葉は、冗談であっても言ってはいけません。
誰でも情緒が不安定になることがあります。
気分の波が激しいとき、言いすぎてしまった経験はありませんか。
親からのアドバイスに対して「黙れ」と言い返した経験。
「あなたが嫌いです」
こんな一言を目の前で言われたとき、どういう態度をしますか。
世の中に存在する言葉の中で、最もひどい言葉の1つです。