遅刻してきた人にどんな対応をするか。
余裕のある人とない人の違いが見られる場面です。
遅刻してきた人にどんな対応をしていますか。
もちろん非があるのは間違いありません。
待たされた時間が長ければ長いほど、ストレスがたまっていらいらしてきます。
「時間泥棒」と呼びたくなるのも仕方ありません。
遅刻してきた相手が現れるやいなや「来るのが遅い!」と怒鳴り散らしているかもしれません。
ここが改善ポイントです。
怒るのは普通の対応です。
遅刻してきた時点で、相手は「申し訳ないことをした」と反省しているでしょう。
心の中では「叱られるに違いない」とびくびくしているに違いありません。
遅刻のお説教から始まると、出合い頭から険悪になります。
雰囲気も悪くなると、コミュニケーションが取りにくくなります。
遅刻してきた人に怒るのは余裕がありません。
相手が遅刻してきたときこそ大切な場面です。
余裕のある人になりたいなら「寛大な対応」を心がけましょう。
「来るのが遅い!」と厳しく接するのではありません。
「大丈夫でしたか」と優しく接しましょう。
待たされていらいらしているかもしれませんが、こういうときこそ相手の事情を察する余裕を持ちたい。
相手は急いでいて体調を崩していたかもしれません。
走ってきたせいで呼吸が乱れているかもしれません。
満員電車の中で缶詰め状態になり、気分が悪くなっているかもしれません。
まず相手に寄り添って、優しく声をかけるのがいいでしょう。
遅延や交通渋滞で遅れたなら「大変でしたね」「災難でしたね」と同情するのもいいでしょう。
ちょっとした一言で相手は救われ、平和的な空気が広がるでしょう。
これが余裕のある対応です。
遅刻をされても、寛大な精神で接しましょう。
怒りをぶつけるのではなく、大きな心で優しく接しましょう。
誰もが怒りそうな場面だからこそ、仏になったつもりで優しく接することです。
叱られそうな場面で逆に優しくすることで、相手ははっとするでしょう。
冷静に自分の行いを振り返れます。
反省の気持ちが強くなり、改善が促されるでしょう。
余裕のある人であれば、仕事も余裕を持って進めているでしょう。
遅刻したせいで仕事が遅れることになりますが、致命的にはならないはずです。
遅刻した相手に怒るのは、余裕がある人ではありません。
余裕のある人になりたいなら、怒らない人になることです。
遅刻をされていらいらしそうなときこそ、仏の心です。