視野を広げるために欠かせないのが「余裕」です。
余裕と視野には、相関関係があります。
多忙や金欠のとき、目の前のことしか考えられなくなった経験はないでしょうか。
人は、余裕のない状況に陥ると、視野が狭くなります。
暑くもないのに変な汗をかいたり、運動してもないのに心拍数が上がったりします。
普段は広い視野を持っていても、余裕を失った途端、急に視野が狭まって息苦しくなるのです。
余裕の欠乏は、広い視野の大敵です。
視野を広げるためには、常日頃から余裕を作っておくことが欠かせません。
余裕を作るために欠かせないのは「時間」と「お金」です。
どちらも大切なので、それぞれの余裕を作るようにしてください。
夜更かしは避け、早寝早起きを心がけるようにしましょう。
行動するときは、5分前行動や10分前行動を意識しましょう。
重要なイベントのときは、念には念を入れて、30分前行動を意識したい。
時間の余裕を作るためには、日頃から「早めの行動」を意識することが大切です。
「時間に余裕を作るなんて無理」と思う人でも、本当に不可能なのか振り返ってみてください。
仕事の山に押しつぶされそうなとき「やらなければいけない」と思い込んでいるだけかもしれません。
古い慣習や慣行にとらわれていて、無駄なことをしていることが少なくありません。
あらためて振り返ると、無駄な仕事を抱え込んでいることがあります。
必要のない誘いを断ったり、無理のない範囲で仕事の量を減らしたりすると、時間に余裕が生まれます。
不要と思えば、思い切って排除する勇気も大切です。
時には仕事を断ることも大切です。
何でも引き受けるのではなく、多忙でいっぱいいっぱいのときは、きちんと断ることが大切です。
お金に余裕を作るには、2つの方法しかありません。
まず大切なのは「支出を減らす」です。
なかなかお金の余裕を作るのは難しいですが、節約を心がけることならできるでしょう。
無駄遣いを減らし、固定費を下げて、少しでも貯蓄を作るようにしてください。
利用していない定額サービスがあれば、今すぐ解約しましょう。
中古やリサイクルを利用するのもアイデアです。
余計な贅沢は避け、見栄を張るのをやめれば、出費をぐっと抑えられます。
「余裕がある」と呼べる貯蓄は「年収分」です。
年収分の貯蓄を作るのはなかなか大変なことで一朝一夕には実現できませんが、1つの目標として目指していきましょう。
次に大切なのは「収入を増やす」です。
今すぐ収入を増やすのは難しいですが、選択肢がないわけではありません。
昇進や資格取得によって、収入アップを実現できることがあるでしょう。
社会人として、出世を目指す姿勢は見せておきたい。
昇進すると権限が与えられるため、やりたい仕事ができるようになり、ますます仕事が面白くなります。
会社で許されているなら、副業を始めてみるのもおすすめです。
収入源が複数あると、ますますお金に余裕が生まれ、万一のときの保険にもなります。
副業で身につけたスキルが、仕事で生かされる可能性もゼロではありません。
副業そのものが新しいチャレンジになるので、視野を広げることにも役立ちます。
日頃から余裕を意識するようにしてください。
ぎりぎりで行動する癖があるなら、今すぐ改めましょう。
余裕は、なくて困ることはあっても、あって困ることはありません。
「何事も余裕が大切」というフレーズを心に留め、日頃から意識するようにしてください。
空白は、なくすものではなく、作るもの。
余裕ができると、おのずと心に余裕が生まれ、視野も広がっていくのです。