視野を広げる方法の1つとして「外国語の学習」が挙げられます。
単語をたくさん覚えることで知識が増えるのはもちろんですが、それだけではありません。
外国語には、私たちの母国語とは違った文法や表現がたくさんあります。
たとえば、日本語と英語とでは、文法に大きな違いがあります。
日本語の場合「主語→目的語→動詞」の順ですが、英語の場合「主語→動詞→目的語」の順です。
英語は主語の直後に動詞が来るため、結論を早く理解できる特徴があります。
母国語とは違った文法に触れることで、新鮮な感覚を覚えるでしょう。
表現においても、外国語にはユニークな表現が少なくありません。
フランス語では、恋愛でどきどきすることを「おなかの中にチョウチョが飛んでいる」と表現します。
ユニークな表現と接することで、視野が広がる感覚を覚えるでしょう。
欧米ではレディーファーストが当たり前のマナーです。
日本語で「お先にどうぞ」という表現を、英語では「あなたのあとで(After You)」という表現になります。
レディーファーストの意味は同じでも、表現に違いがあるところが面白いですね。
中国語では「配偶者」のことを「愛人」を呼びます。
日本語と同じ表記でも、意味に大きな違いがあって度肝を抜かれるでしょう。
ちなみに中国語では「愛人」のことを「第三者」と呼びます。
これもまた日本語とは違った表現で面白く、なかなか考えさせられますね。
外国語を学ぶと、語学力が向上するだけではありません。
その国の文化や習慣などを学ぶチャンスも得られるため、視野を広げたり教養を深めたりするうえでも有効です。
当然ですが、その言葉が使われている土地に旅行するときも便利です。
その土地の人と現地の言葉でやりとりしている自分を想像できるようになり、セルフイメージが向上します。
外国語の勉強といえば、受験で苦労させられた記憶を持つ人も多いのではないでしょうか。
強制的に勉強させられた経験があって、アレルギーを持つ人もいるかもしれませんが、プラスに考えましょう。
自分のための勉強は、何でも楽しく感じるもの。
外国語に抵抗感があるかもしれませんが、視野を広げるためには、欠かすことのできない方法の1つです。
「勉強」としてではなく「趣味」「娯楽」として学んでみると、わくわくしながら取り組めるはずです。
学生時代に挫折した外国語を、大人になってやり直してみるのも、素晴らしいチャレンジです。