「交通事故で、気が動転した」
「財布を落として、あたふたした」
「仕事で大きなミスをして、焦りを感じた」
気が動転しているときには、何をどうしていいのかわからなくなります。
何から手をつければいいのかわからず、途方に暮れる。
「どうしたらいいか。どうすればいいか」
何かアクションを起こしたいのはやまやまですが、焦りのせいで頭が回りません。
無理に考えようとするから、さらに焦りを誘発させ、気が動転する。
いらいらしていると呼吸が浅くなり、酸素の供給が少なくなります。
焦ると脳の活動は活発化しますが、一方で呼吸が浅くなるので「酸欠状態」になります。
脳に酸素が足りなくなると、落ち着いて考える余裕もなくなります。
悪循環です。
では、どうすればいいのか。
そういうときこそ「目をつぶってゆっくり深呼吸」です。
単なる「深呼吸」ではありません。
「目をつぶって、ゆっくり深呼吸」がポイントです。
まず目をつぶります。
力を入れず優しく目を閉じます。
目をつぶることで目から入ってくる刺激が一切なくなります。
3~4秒かけて鼻から息を吸いましょう。
次に口をすぼめながら6~8秒かけてゆっくり口から息を吐きましょう。
それを3回繰り返します。
ほんの1分にも満たない時間ですが、あなたの余裕は抜群に取り戻す効果があります。
深く深呼吸をすれば、脳に酸素が行き渡って落ち着けます
その時点で脳に余裕が生まれます。
考えられなかったことが考えられるようになり、頭を整理して考えることができるようになります。
その結果、思わぬ解決策・突破口・活路などが見えてくる可能性が大きくなります。
難しくない、たったそれだけです。