器の大きさは、時間の余裕を作れば、自然とできます。
あらゆる余裕を確実に作り出します。
その人の輝きへと変わります。
たとえば、仕事で会社へ出社するときです。
会社へ時間ぎりぎりに出社する人は、余裕のない人です。
目覚まし時計に叩き起こされ、飛び起き、パンを口にくわえながら家を飛び出ます。
9時に出社なら、8時58分に到着します。
まさにぎりぎりです。
「別に早く来ても仕方ない」「何もすることがない」と思っています。
往々にして、仕事が嫌いな人ほど、ぎりぎりに出社しています。
嫌だから、少しでも仕事に触れる時間を短くしたい。
しかも出社してまず何をするのかというと、休憩です。
汗を拭いて、呼吸を整え、しばらく仕事に手を付けられません。
ぎりぎりこそ快感だと勘違いしています。
そういう一連の動作から、器の小ささがうかがえます。
一方、時間より早く出社する人は、余裕のある人です。
10分前は当然のこと。
人によっては30分や1時間も前から早く出社します。
もちろん仕事に早く手を付けてもいいですが、早く出社するからとはいえ、別のことでもかまいません。
新聞を読んだり読書をしたりします。
許されるなら、会社のデスクで朝食やコーヒーでもいいでしょう。
ほかの人より早く出社し、読書で脳をリフレッシュさせたり、仕事を早めに手を付けたりします。
そうすると、明らかにぎりぎりに出社する人との間に、雲泥の差が出ます。
余裕は力です。
器の大きい人は、そういう余裕こそ気持ちよく感じているのです。