器の小さい人は、親切をして感謝されないと、むっとします。
「親切にしたのに、ありがとうの一言もないのか!」
急に機嫌が悪くなり、自分が親切にしたことを後悔します。
感謝されなくてむっとしているうちは、まだ器が小さい証拠です。
「親切にした」というより「見返りを前提に親切をした」という状態です。
「ボランティアが好きです」と言いながら、感謝されなくてむっとするのは、どこか相手に見返りを求めている証拠です。
それはボランティアではありません。
ギブ&テイクです。
心のどこかで「与えたから何かちょうだい」と思っている。
本当のボランティアとは、相手に見返りを求めないことです。
器の大きい人は、感謝されなくてもむっとしません。
完全なるギブ&ギブこそ、ボランティアです。
ボランティアは愛がないとできません。
途中のプロセスには、見返りがないように思えますが、きちんとあります。
相手から「ありがとう」という感謝の言葉がなくても、役立っていることがわかれば、十分な見返りになっています。
自分が誰かに役立っているという実感です。
それこそ、自分が生きていることを実感できる瞬間です。
「嬉しいな」
見返りがなくても、いかに優しくできるかです。
今日、あなたが知らない人に優しくしてみましょう。
無視されても「それでいい」と考えます。
「ありがとう」と返事があればよかったと喜ぶくらいでいい。
完全に見返りを求めずしてする親切は、すべてが愛の表現になるのです。