たまには銭湯に行ってみましょう。
「自宅にお風呂があるのに、どうしてわざわざ銭湯に行くの?」と思うかもしれません。
たしかに移動には手間暇がかかり、入浴にはお金も必要です。
昔は自宅にお風呂のない時代があって銭湯は大人気でしたが、今は違います。
いまやすべての家庭にお風呂がある時代です。
銭湯の必要性を感じない人もいるかもしれませんが、ちょっと待ってください。
現代はストレス社会です。
競争社会はますます激しくなり、以前より成果やスピードが求められています。
今の時代、現代人を悩ませる外部刺激にあふれていて、ストレス解消の必要性が高まっています。
銭湯は、体だけでなく心も清める場所です。
ストレスの多い時代だからこそ、銭湯に行く価値があります。
それぞれの銭湯にはそれぞれ特徴があります。
煙突があったりユニークな外観があったりするでしょう。
銭湯は天井が高くて開放感があります。
脱衣所や休憩室も銭湯ごとに違いがあるもの。
銭湯には広い湯船があるので思いきり足を伸ばせます。
見知らぬ人と一緒に入浴を楽しむ体験も新鮮です。
銭湯内のレイアウトが違っていたり大きな壁画が描かれていたりするでしょう。
銭湯の壁画といえば富士山が定番ですが、実は銭湯ごとに絵柄が違っているのをご存じですか。
銭湯絵師が、一つ一つ手で直接描いているのです。
銭湯内にはいろいろな種類の湯船があって楽しめます。
薬湯、気泡風呂、電気風呂、低温風呂、水風呂。
なかには超音波湯や放射能泉といったユニークな風呂のある銭湯もあります。
銭湯によっては古めかしいところもありますが、これはこれで味があります。
古い銭湯であれば、情緒的で懐かしい雰囲気があって、ちょっとしたタイムスリップの気分を味わえるでしょう。
銭湯料金も高いように感じますが、そうとも限りません。
数種類のお湯を楽しめたり疲れがしっかり取れたりするメリットを考えれば、それだけの価値はあると言えるでしょう。
銭湯は、ストレス解消の条件がそろっています。
近場の銭湯をチェックしてみましょう。
行ったことのない銭湯ならなおよし。
銭湯まで歩いていくことも、ストレス解消や気分転換の一環です。
銭湯の帰り道、ほてった体で夜風に当たりながらとぼとぼ歩くことも一興です。
お金と手間暇はかかりますが、素晴らしい心身のリフレッシュができるでしょう。
銭湯は、極楽気分を味わえる場所なのです。