あなたは慎重派ですか。
重要な決断を下すときには、じっくり考えることが必要です。
安易な決断は命取りです。
特に大きな買い物やライフイベントの際は、時間をかけた熟考が欠かせません。
大きなお金や責任が伴うことは、後から悔やむことがないよう、じっくり考えてから決断を下すでしょう。
もちろんじっくり考えるのはいいのですが、ここで慎重派の人が陥りやすい落とし穴があります。
「延々と考え続け、いつまで経っても結論が出ない」というパターンです。
慎重派の人は、慎重であるゆえに、考えるときも慎重です。
「ほかに考えるべきことがないか」
「なにか見落としていることがあるのではないか」
「もっともっと、よく考えなければいけない」
何週間も何カ月もうんうん悩み続けます。
ずっと思案中が続き、いつまで経っても結論が出ません。
結論が出かかっても「なにか見落としていることがあるのではないか」と不安になって、再び悩みます。
慎重派の人は、じっくり考えるのはよいことだと思っているので、思考に拍車がかかります。
延々と考えるばかりになって結論が出ない状況になり、物事が進まない。
そして人生がストップするのです。
これではつかめるチャンスもつかめません。
時間をかけてじっくり考えることは大切ですが、限度があります。
もしあなたが慎重派なら、じっくり考えるときに心がけたいことがあります。
「期限の設定」です。
目安として具体的な期限を決めておきましょう。
「今月中に結論を出す」
「年末までに結論を出す」
「○○月○○日までに結論を出す」
具体的に期限を設定するのが難しいなら、仮でもいいので設定しておくのが賢明です。
どんなに遅くても、期限が来たらそのときの判断で決断を下すようにします。
どうしても期限に間に合わなければ、期限延長を「1回のみ」認めるルールにします。
そうすれば永遠に考え続けることはなくなります。
慎重であるのはいいのですが、物事が停滞しないよう、きちんと慎重派に合わせた対策をとっておきましょう。
人生は、行動してこそ意味があります。