出世をするために、絶対必要なことがあります。
「口が堅いこと」です。
つまり「言ってはならないことを口外しない」ということです。
口が堅いことは、出世における絶対条件の1つです。
出世を諦めているなら口が軽くてもいいですが、出世を目指すなら口が堅くなければいけません。
これは単なる精神論ではなく、重要な意味があります。
なぜ出世には、口が堅くなければいけないのか。
出世をして立場が高くなると「デリケートな情報を扱う機会」が増えるからです。
個人情報を扱う機会が増えます。
部下のプライベートに触れる機会も増えます。
デリケートな情報はちょっと口外するだけでも、人間関係にひびを入れたりトラブルを招いたりします。
なにより「会社の機密情報」に触れる機会も増えます。
会社の機密情報は外部に漏らすと大変です。
軽はずみな口外によって仕事に悪影響をもたらすことがあります。
最悪の場合、会社の存続に関わる可能性もゼロではありません。
出世すると、デリケートな情報を扱う機会が増えるのですから、口が堅いことは必要不可欠。
出世という点では、学歴より重視されるため、しっかり心に留めておくことが大切です。
「これは絶対ほかの人に言ってはいけません」という指示を受けたら、ひたすら守り抜くことです。
「ちょっとくらい言ってもいいだろう」という考えはトラブルのもとです。
口が軽い人は出世できません。
秘密を言いふらすような人は、責任のある立場に不向きです。
いくら仕事ができようと、いくら学歴が高かろうと、出世の道は絶望的でしょう。
「うっかり口が滑りました」も言い訳になりません。
口が滑ったとはいえ、秘密を口外したことは事実です。
口が滑りやすい人は会社では要注意人物として警戒されます。
口が滑る人は、出世の道も滑ります。
もしあなたがもともと口が堅いなら、出世の条件を1つクリアしています。
口が堅いことに誇りを持ってください。
その調子で出世を目指していきましょう。
もしあなたが口の軽い人なら、今すぐ心を入れ替えて、口を堅くしてください。
秘密を口外しない性格に生まれ変わることです。
口の堅さは、才能の問題ではなく、意識の問題です。
本人がきちんと意識さえすれば、年齢・性別に関係なく、今すぐ改善できることです。
「言ってはならないことを口外しない」というルールをひたすら守り抜きましょう。
当たり前を当たり前に貫くことです。
口が堅い人は、出世の道が開けます。