出世したいなら、直属上司のサポートを心がけましょう。
「上司のサポートなんて興味がない」
「上司の仕事は自分に関係ない」
「自分の仕事さえ取り組んでいればいい」
ごもっともな意見ですが、残念ながら、それでは出世の道は険しいでしょう。
上司のサポートは、組織のサポートでもあります。
組織ではチームプレーが大切ですが、チームの中でも特に重要な役目を果たしているのが上司です。
上司の仕事がスムーズに進むことで、結果として組織全体・仕事全体がスムーズになります。
新人のころは自分の仕事でいっぱいかもしれませんが、ある程度続ければ慣れが出てくるはずです。
仕事に慣れて余裕が出てくれば、上司のサポートにも当たってください。
イメージとしては「上司の出世をサポート」です。
少しでも上司が早く出世するよう、できるかぎりのサポートに当たりましょう。
選挙で所属事務所の候補者を応援するように、組織でも所属部署の上司を応援しましょう。
時には自分の手柄を上司に譲る配慮も大切です。
上司から言われて手柄を差し出すのではなく、自分から上司に手柄を差し出します。
強い抵抗を感じるところではありますが、考え方としては「部下の仕事の1つ」として割り切るといいでしょう。
上司に手柄を譲れば、部下としての仕事を果たしたことになります。
なぜ上司を出世させるのか。
それは「ポストの空き状況」と関係があります。
ポストに空きがなければ、出世しようにもできません。
あなたがどれだけ仕事のできる人間であっても、肝心のポストが埋まっていればどうにもなりません。
だから上司を出世させるのです。
上司のサポートを続けていれば、近いうちに上司は出世を果たすでしょう。
上司が出世すればポストに空きができるため、結果として出世のチャンスが到来します。
上司から見て、自分をサポートしてくれる部下は「無視できない存在」となるでしょう。
ポストに空きができた際、日頃の献身的なサポートを考慮して、上司があなたを推薦してくれることがあるでしょう。
「さあ、今度はあなたがこのポストに就く番だ」と上司から指名を受ける可能性があります。
たとえ上司の推薦がないとしても、献身的な上司のサポートは第三者から見ても評価となるため、出世の一助となります。
一見すると上司のサポートは遠回りに思えるかもしれませんが、実際は出世の最短距離です。