出世をするためには、決定権者から評価される必要があります。
「上司はきっとこんな社員を求めているのだろう」と想像するのもいいのですが、あくまで想像です。
決定権者がどんな点を評価対象とするのかわからないことがあるでしょう。
こうしたとき、上司に対して単刀直入に「出世の必要条件」を質問してみるのも悪くありません。
ストレートな質問のため抵抗を感じるかもしれませんが、失礼なことではありません。
これはこれで1つの方法です。
タブーに触れるわけでもないので安心してください。
自分で考えることが仕事の常識となっているためか、意外と盲点になっています。
もちろん自分で考えることも大切ですが、きちんと質問してみることも大切です。
面談で上司とマンツーマンで話をする機会があれば、ぜひ直接質問してみましょう。
あなたが率直に質問すれば、上司も率直に答えてくれるでしょう。
重要なポイントとしては「真剣な表情で質問すること」です。
真剣な表情で質問することで、本気が伝わり、上司もそれに応えてくれます。
上司から「こんな人物を求めている」「こんなスキルが出世の条件だ」といった回答には価値があります。
「なるほど、上司はこんな社員を求めているのか」とわかれば、それを意識しながら仕事を進めることができるでしょう。
一般的に出世の決定権者は、上司です。
決定権者の口から出世の必要条件を直接聞くことができれば、出世のヒントになります。
見落としていたポイントに気づけるかもしれません。
出世の必要条件を質問しても、当たり前の回答が返ってくるかもしれません。
「管理職は真面目な人物がふさわしい」
「コミュニケーション能力は必要不可欠」
「責任感のある社員が上司としてふさわしい」
当たり前の回答だとしても無駄ではありません。
自分の中で「重要性の再認識」として活用しましょう。
「やはりそこが重要なのか」とわかれば、いっそう気持ちが引き締まるはずです。
出世の必要条件を質問することで、本気で出世を目指している姿勢もアピールできるでしょう。
単刀直入に出世の条件を質問する社員はなかなかいないため、上司としても印象に残るはずです。
出世につながるヒントになり、ほかの人と差をつけるチャンスになる可能性があります。
失うものはないのですから、ぜひ勇気を出して質問してみてください。