仕事には2種類あります。
今すぐ結果が出る仕事は、モチベーションが続きやすい。
完了直後に結果が出れば、やったらやった分だけ達成感があります。
脳の報酬系を刺激して「またやってみたい」「もっと続けたい」という気持ちになります。
具体的な手応えを感じると、次の展開も考えやすくなります。
結果がすぐ出ると仕事が前に進んでいる実感があって長く続けることができます。
厄介なのは、後から結果が出る仕事です。
後から結果が出る仕事は、なかなかモチベーションが続きません。
結果が出るまで、タイムラグが生じることがあります。
半年後、1年後、3年後、場合によってはいつ結果が出るのかわからない仕事も珍しくありません。
後から結果が出る仕事は、ひたすら仕事をこなすだけになります。
達成感が小さい、もしくはありません。
淡々と処理している感覚になって無味乾燥に感じます。
具体的な手応えがないと「本当にこれでいいのだろうか」と不安になるでしょう。
結果が出るのが遅くなればなるほど、モチベーションのコントロールが難しくなります。
いつ結果が出るのかわからない仕事ともなれば、さらに不安が大きくなり、ますますモチベーションを保つのが難しくなります。
こういうときにモチベーションを保つには「イメージの力」が大切です。
頭の中で結果が出ているところをイメージするのです。
後から結果が出る仕事は、今すぐ頭の中で結果が出ているところをイメージしましょう。
ポジティブな結果が出ているところをイメージしましょう。
明るいイメージであればあるほど、嬉しさも感動も湧いてくるでしょう。
イメージであれば、まだ起こっていない未来でも想像できます。
1年先のことでも10年先のことでも、今すぐ想像できます。
まだ起こっていないことなのに、今すぐ感動できてしまいます。
頭の中であれば、結果が出るのがいつになろうと関係ありません。
半年後であろうと1年後であろうと、イメージすれば、今すぐ達成感が出てきます。
後から結果が出る仕事でも、結果が出ている感覚が生まれて続けられます。
これがモチベーションのコントロールです。
達成感は、達成しないと得られないわけではありません。
達成感は、イメージだけで生み出せます。
結果が出ているイメージを浮かべればいいだけです。
イメージの力をフル活用して、結果が出る前にどんどん達成感を味わいましょう。
結果が出る前に「よし、できた!」とガッツポーズをしてください。
たとえ結果が出るのが10年後であっても、結果が出ているところをイメージすれば、達成感が出てきます。
結果は出ていなくても、モチベーションの炎は燃え続けるのです。