頑張った仕事がダメになってしまうことがあります。
不採用になる、失敗で終わる、発展しないまま話が流れる。
残念な結果で終われば、強いショックを受け、悔しい気持ちになるでしょう。
手間暇かけた仕事がダメになると、心底がっかりして、激しい脱力感を覚えます。
「もう何もやる気が起きない」
ふてくされて、無気力になってしまうかもしれません。
ダメになったら今までの努力が無駄になるように感じる。
しかし、仕事がダメになることは、悪いこととは限りません。
仕事がダメになるのはいいのです。
考え方によっては「うまくいかないことがわかった」という発見につながります。
「仕事ができない」と思ったら、それは自分に合っていない意味かもしれません。
より自分に合った仕事を選んだり、人生の方向転換に取り組んだりするといいでしょう。
では、何がいけないのか。
仕事がダメになるのが悪いのではありません。
仕事がダメになったことにふてくされて、何もしなくなるのが悪いのです。
仕事がダメになった直後には、大きな脱力感と倦怠感に襲われます。
「やる気がうせた」
「どうせ何をやっても無駄だ」
「自分はダメ人間だよね」
何もしなければ、何も起こりません。
再びダメになることを恐れ、何もしないのがよくない。
じっとしていると、何も結果を出せなくなります。
学校では「怠け者」と呼ばれ、会社では「給料泥棒」と呼ばれることになるでしょう。
ダメ人間になったら、せっかく得た教訓が生かされず、ゼロで終わってしまいます。
仕事がダメになるのはいいですが、ダメ人間になるのはダメです。
ふてくされて無気力になって何もしなくなったら、本物のダメ人間になってしまいます。
仕事がダメになっても、どうか無気力にならないでください。
ふてくされても仕方ありません。
ふてくされてくよくよしていると、生かせるチャンスも生かせなくなります。
「今回は仕方ないよね」と前向きに考えましょう。
今回は報われませんでしたが、その努力と経験は、いずれ別の場面で生かされます。
「結果は報われなかったけど、大事な改善が見つかったから、収穫がある」
「仕事はダメになったけど、いい経験になった。次につながるだろう」
「まだチャンスはある。次こそ成功を勝ち取ってやる」
とことん前向きに考えたい。
めげない、しょげない、くじけない。
前向きに考えれば、どんな失敗も、必ず次につながります。
仕事がダメになっても、ポジティブに考えることが大切です。