人生ではマイペースが大切です。
無理をしたところで、ろくな結果になりません。
一時的にペースアップはできても、長くは続かないでしょう。
限界を超えると、体を壊します。
無理をして高負荷の状態が続けば、燃え尽きるのも早くなります。
大切なのは、マイペースです。
自分にとってちょうどいいペースだからこそ、長続きして、ベストの成果を挙げることができます。
マイペースは、ベストペースです。
マイペースは派手でも華やかでもありませんが、ベストの結果を発揮するには欠かせない基準です。
日頃からマイペースを大切にしている人も多いことでしょう。
さて、マイペースについて見落としがちなポイントがあります。
「自分のマイペースをきちんと把握しているか」ということです。
そもそもマイペースがわかっていなければ、上手にペースを調整できません。
目安も基準もなく、勘やイメージを頼りに調整すると、ばらつきが生まれて不安定になります。
遅すぎたり速すぎたりするかもしれません。
後から「おかしい。こんなはずではなかった」と悔やむことになるでしょう。
マイペースを正しく把握できてこそ、上手にアクセルとブレーキを踏むことができます。
いま一度、きちんとマイペースを把握しておきましょう。
仕事の種類に応じて、マイペースもそれぞれです。
マイペースは、取り組む内容によって変わるため、個別に把握しておくことが必要です。
普段から体調や感覚の変化に意識を向けて、マイペースの範囲を確認しておきましょう。
マイペースの把握は「具体性」が重要です。
あなたは自分のマイペースを説明できるでしょうか。
「適当」「なんとなく」はよくありません。
もちろんマイペースは、そのときによって多少変わりますが「このくらいが適切」という範囲があるはずです。
数字なり言葉なり、具体的にマイペースを表現できるようにしておきましょう。
「マイペースはどのくらいか」と聞かれたとき、数字や言葉を交えて説明できるのが理想的です。
たとえば「勉強は1日6時間程度」「ランニングのマイペースは時速10キロ」など、具体的に答えることができればOKです。
もし数字や言葉で説明できないなら、実際はマイペースを把握できていない可能性があります。
特に注意したいのは、思い込みです。
思い込みがあると、なかなか自分では気づけません。
自分ではマイペースを把握しているつもりでも、実際は思い込んでいるだけであり、きちんと把握できていないことがあります。
把握の基準の1つは「言葉や数字で説明できるか」です。
言葉や数字で説明できないなら、きちんとマイペースを把握できていない可能性があります。