どうすればスランプから抜け出せるのでしょうか。
スランプとは、心身の調子が一時的に出なくなる状態のことをいいます。
スランプになると、気力や体調が一時的に衰え気味になり、仕事の能率や成績が落ちたり停滞したりします。
前触れなく起こることが大半です。
成長が伸びていたにもかかわらず、あるときから急に調子が出なくなります。
自分の限界に達したかのように、ぴたりと伸びなくなる。
伸びなくなるだけならまだしも、落ちてしまうことも少なくありません。
スランプのときは、独特の焦りを感じます。
今までと同じことをしているにもかかわらず、停滞や低下に直面すると「なぜだ!?」と不安が襲われます。
「もう自分はここが限界ではないのか」
「もうこれ以上、成長できないのではないか」
原因不明の不調に陥ると、何をどうしていいかわかりません。
スランプから抜け出す人の話を聞くと、相反するものがあります。
「ひたすら練習を続けることで抜け出した」という人がいます。
スランプになって練習をやめるのではなく、普段どおりの練習を続けることで、あるときから再び成長するようになります。
一方「休憩や気分転換で抜け出した」という人もいます。
休憩や気分転換によって、気持ちが晴れて、再び本来の調子を取り戻せることがあります。
練習を続けるか、気分転換で休むか。
それぞれ真逆のアドバイスであり、困惑するところでしょう。
どちらがいいのでしょうか。
結局のところ、どちらも正解なのです。
「どちらの体験談もある」ということは「どちらも効果があり、どちらも正解」ということです。
両方の実績があるなら、両方が正解と思うことです。
大切なことは、諦めないことです。
一番よくないのは、スランプになって諦めてしまうことです。
自分から見切りをつけて諦めてしまえば、そこで終わりです。
「一時的なスランプ」から「永遠のスランプ」に変わります。
スランプになっても諦めず、自分に合った方法で前を向き続けることが大切です。
練習を続けるのもよし。
気分転換をするのもよし。
もしくは両方を試してみるのもいいでしょう。
自分が納得できる選択をすればいいのです。
「仕事の神様が与えた試練」と考えることです。
試されていると考えれば、諦めない力がみなぎり、踏ん張れます。
スランプになって伸びなくなっても、前を向き続けましょう。
たとえ落ちる状態であっても、諦めないで最善を尽くしましょう。
そうすれば、いずれスランプから抜け出せる日がやってきます。