教えたがり屋に注意しましょう。
どの職場・どの教室でも、教えたがり屋が1人や2人いるもの。
「教えてあげるよ」
「ここはこうするんだよ」
お願いしてもないのに突然話しかけてきて、あれこれ教えようとします。
しかも教え方が一方です。
ぐだぐだ話が長い上、説明もわかりにくい。
「教えてもらえるならいいではないか」
そう思うかもしれませんが、実際はどうでしょうか。
現実を見てください。
教えたがり屋に、一流の人はいません。
一流であればあるほど「教えてあげよう」とは言わず「教えてください」と言われます。
人に避けられることはなく、人が集まってきます。
一方、二流や三流であればあるほど、教えたがり屋です。
「教えてください」とは言われず「教えてあげよう」と言います。
人が集まることはなく、むしろ人から避けられます。
悲しい現実ですが、教えたがり屋は、二流や三流です。
教えたがり屋は、スキルもキャリアも人望もありません。
周りから邪魔者として扱われます。
誰も相手にしてくれないので「教える」という口実で、人と関わろうとします。
自信がない自分を慰めようと、教えることで自尊心を満たそうとします。
先輩としての威厳を見せつけ「すごい人」と思われたいので、お願いしてもないのにあれこれ教えようとします。
尊敬もされたいので、苦労話と武勇伝も話し始めます。
教えたがり屋から教わると、間違った情報を教えられるリスクが高まります。
二流や三流なので、内容が曖昧で不正確です。
教えたがり屋は、教えるのも下手です。
話が長いわりに、要点が曖昧でわかりにくい。
話を理解するのが大変で、かえってストレスがたまります。
教えたがり屋と関わっていると、ろくなことになりません。
余計な時間を取られ、なかなか解放させてくれず、自分の仕事が進まなくなります。
間違った情報を教えられたり、ストレスがたまったりなど、さんざんな目に遭うでしょう。
教えたがり屋に、一流はいないのです。
教えたがり屋とは、一定の距離を置くことです。
本人に悪気はないかもしれませんが、悪影響を最小限に抑えるためにも仕方ありません。
教えたがり屋が近づいてきたら、相手を傷つけないよう、自然な言い訳で逃げましょう。
「お手洗いに行く」「用事を思い出した」「少し体調がよろしくない」などです。
「悪気がないのはわかっているけどごめんなさい」と心の中で謝っておけば、OKです。
教えたがり屋とは、挨拶程度にして、深く関わらないのが正解です。