ビジネス会議やプレゼンの際、感情的になって横やりを入れる人は、実は扱いやすい人です。
感情的になっているため、こちらが冷静沈着に対応すれば、うまく操りやすいのです。
冷静さを失うというのは、自分を見失っていることです。
感情的になったら、冷静さを失うため、不利になります。
相手に踊らされ、墓穴を掘りやすいのです。
一方、いらいらする場面にもかかわらず、にっこり笑顔になっている人は、強豪です。
自由に感情をコントロールできているところに、相手の精神的な余裕を感じてしまうのです。
「これくらいでは私はいらいらしません。まだまだこれからですよ」という、暗黙のメッセージが伝わってきます。
相手の言動をしっかり理解して、冷静に判断しているため、ミスが少ないのです。
仕事のできる上司ほど、いらいらしたとき、にっこり笑う習慣があります。
上司だから、にっこりしているのではなく、にっこりしているから上司になれたのです。
笑顔になっているということは、冷静になっているということです。
余裕がある証拠です。
一緒にいても明るくて楽しいし、一緒に仕事をしたいと思わせます。
そういう雰囲気が社員に伝わるから、ついていこうと思います。
人望があるからにっこりしているのではなく、にっこりしているから人望を集められるのです。
これが、多くの平社員を包括できる器です。
そういう人が、人の上に立てます。
いらいらしたときに、ありのままの感情を顔に出すのではありません。
にっこり笑顔になってみましょう。
初めは顔が引きつっていてもかまいません。
いらいらしてしまうようなとき、笑顔でいるように心がけていると、精神的に強くなれます。
次第に笑顔の習慣が身につき、精神的な余裕にも影響を及ぼしていくのです。