今日できることを、わざわざ明日まで延ばさないようにすることです。
今日できるのに、わざわざ明日まで延ばしてしまうと、仕事が遅れ遅れになります。
仕事をしていると、体力的にも精神的にも疲れがたまり、だるい感じになります。
仕事を効率よく進めたいものです。
余計に、無理をしないことが大切です。
しかし、無理をすることも、時には大切です。
この2つは矛盾しています。
まったく正反対のことを言っています。
どちらが本当に正しいことなのでしょうか。
結局どちらも大切なことなのです。
無理をしないことも大切であり、その一方で無理をすることも大切です。
つまり「臨機応変に対応すればいい」ということです。
私は昔、完璧主義でした。
すべてにおいて完璧にこなさないと、気がかりが残り、嫌だったのです。
実際これは、ストレスがかかりました。
たいていは完璧にできません。
にもかかわらず、完璧にしようとするのです。
完璧にできなかったことがあれば、自分を責め、自己嫌悪に陥ります。
そのため余計に調子が狂い始める悪循環になっていました。
先ほどの「無理をしない」と「無理をする」も、どちらが最もよいわけではありません。
どちらも大切なのです。
どちらを一番にするかは、自分の状態や状況を見て、臨機応変に対応するのです。
自分の中に、たった1つの主義ではなく、いろいろな主義を持つことです。
「私は○○主義だから」と決め付けている人は、実は危険です。
自分の可能性を、限定しているからです。
自分で、そう思い込んでいます。
それが実際に本当かどうかは関係ありません。
その一言で「やる、やらない」を決め付けてしまっているのです。
失敗や出来事を、その主義で言い訳しているのです。
人間そんなに限定しては、限定されたことしかできなくなります。
自分の可能性を広げたければ、たくさんの主義を持つことです。
あるときはこんな主義、またあるときにはあんな主義、と持っていいのです。
自分の考え方を柔らかくすることで、臨機応変に行動することができるようになり、仕事上のストレスは減っていくのです。