いわゆる「ヒューマンエラー」と呼ばれる、人間であるゆえに犯す間違いや失敗です。
それらの原因を「人間のせい」にしてしまいがちです。
いえ、仕事だけではありません。
勉強も同じです。
点数が悪かったり、ミスをしてしまったりと、間違いを犯してしまうのは、その人の「人間性」に問題があるからと思います。
「あの人は、もともと頭がいいのよ」
「あの人は特別だからできる。私のような一般人には不可能だ」
そう思っている人は「人間のせい」にするばかりで「システム」に問題があることに気づいていません。
悪いのは「人間」ではなく「システム」です。
方法、アプローチ、手法、順番が悪いということです。
頭が冴える人は、頭がいいのではなく、頭を上手に使う方法を知っているからです。
自分でもできるようなシステムを考えることが、最も大切なことです。
効率よく勉強ができるのは、そうしたシステムを構築できているからです。
間違いや失敗は、人間なら、だれしも犯してしまうことです。
大切なことは、間違いやすくて忘れっぽい人間でも対応できるような工夫を考えることです。
それを「システム化」し、忘れやすく間違えやすい人間でも、忘れにくく間違えにくい方法を考えるのです。
仕事を速く完璧に行うためには、この「システム化」は大切なポイントです。
できない社員は、すぐ切るのではありません。
できない社員でも、できるような「システム改善」を行うのです。
間違いや失敗が多発する職場は、間違いやすく、失敗しやすいシステムになっているからです。
失敗、間違いを「人間のせい」にする職場は、成長が伸び悩みます。
失敗、間違いを「システムのせい」にする職場が、仕事のできる職場になるのです。