決まって気が利く人は、職場でポイントが高くなります。
一般的に仕事が速い人、仕事ができる人が、求められる人材と思われがちです。
しかし、気が利く人も、目立ちませんが、素晴らしい人材になれます。
私は最近、リーダーという立場で仕事をするようになりました。
自分が部下から、リーダーになったとき、今まで見えなかったことがたくさん見えてくるようになります。
その1つに、気が利く人は、優秀であるということです。
リーダーですから、5つの仕事があれば、5つの指示を出します。
仕事が増えれば増えるほど、指示が増え、私もやることが増えます。
次第に、たくさんの仕事を抱えているために、注意を配ることができなくなり、適切な指示を出せなくなるときがあります。
そんなとき、部下が自分から動いて行動してくれると、本当に助かるのです。
「手順書をチェックしておきました」
「メールの返事を出しておきました」
「わからないところは、ほかの人に聞いて調べました」
もちろん重要な判断が伴うことは尋ねてきますが、いつもしている作業は、私の言葉を待つまでもなく、自分から動いていきます。
私も受け答えが減る分、ストレスも軽くなり、時間にもゆとりができます。
助かります。
そんな気の利く部下を見ながら「自分も気が利く人になろう」と思うのです。
気が利くことは、プラスアルファの性質だと思っていましたが、自分が助けられる経験をすると、重要なポイントであると感じます。
気が利く部下に自分が助けられているように、自分も気が利くようになれば部下も助かるはずです。
お互いに助け合える環境は、質のよい仕事ができる環境です。
気が利く人は、あまり目立ちはしませんが、実はとても求められる人材なのです。