一流の人は、一流の人と付き合います。
仕事ができる人は、仕事ができる人と付き合います。
似た者同士とは、身なりや考え方だけの話ではありません。
生き方が似ているもの同士も、一致します。
意識の高さが一致すると、相手が従事する仕事が何であろうと、話が合います。
たとえば、一流の野球監督は、サッカーで監督を務めた一流監督と話が合います。
ジャンルが異なるから話が合わないように思えますが、そうではありません。
話が合うのは、プロ意識が共通しているからです。
世界一を目指すなら、ジャンルの違いはあれ、その高いレベルへ到達するまでに味わうであろう体験は、同じです。
世界一を目指す人には、24時間365日、その仕事に人生を捧げる覚悟があります。
実際、そうしています。
誰にも負けない量をこなそうとする心がけがあります。
一番を目指すほど、同等のレベルの人が少なくなるため、孤独を味わうことになります。
注目を浴びるからこそ受けるであろう、数多くの中傷や批判などを経験しています。
そうした人生経験が、一致するのです。
プロ作家は、プロスポーツ選手とも、話が合うはずです。
一流の経営者は、一流の棋士とも話があるでしょう。
もし仮に今、絵画で有名なピカソが作曲家のモーツァルトと出会っていれば、話が合うに違いありません。
お互いのジャンルに違いはあれ、プロ意識は、同じだからです。
人生経験が、酷似するのです。
ここなのです。
仕事への意識を高めるなら、いろいろなジャンルの仕事に手をつけるのは、得策ではありません。
プロ意識を高めるなら、1つの仕事を、徹底するのです。
一流には、必ず「選択と集中」が存在します。
しかも、異常とも思える「選択と集中」です。
「自分はこれしかできないが、誰にも負けない自信がある」という状態になるのが理想です。
現在活躍している経営者やプロスポーツ選手たちが、それを証明しています。
「自分はこれしかできないが、誰にも負けない自信がある」という状態になっています。
選択と集中の徹底した結果です。
自分が本当に好きなこと1つだけに的を絞り、突き詰めることが必要なのです。
その意識こそ、プロ意識です。
いずれ本当に、そうなるのです。