ピンチのときは、いらいらします。
大きなストレスに襲われ、変な汗が出ます。
タイムプレッシャーもあり、胃がきりきりします。
このとき注意したいのは、いらいらを相手にぶつけないことです。
いらいらしているせいで、いつの間にか周りの人に八つ当たりをしがちです。
乱暴な言葉遣いになったり、荒々しい態度を見せたり。
八つ当たりをされた相手はたまったものではありません。
いらいらをぶつけられると、助けたいと思っても気持ちが萎え、人が離れます。
人に助けを求めるときも同様です。
ピンチを乗り越えるとき、自分一人では力不足という場面があります。
ピンチのときは人の力を借りることが求められますが、やはりこのときも、いらいらを相手にぶつけないことです。
相手も心を持った人間です。
乱暴な言葉遣いだったり荒々しい態度だったりすると、誰でもむっとして嫌な気持ちになります。
お願いするときは、相手にいらいらをぶつけないように注意です。
腰を低くして、丁寧にお願いしましょう。
頭を下げてお願いすれば、相手も「わかりました」と受け入れやすくなります。
普段冷たい人であっても、心を動かされ、手を差し伸べてくれるかもしれないのです。
たとえ断られたとしても、むっとしません。
感じの悪い捨てゼリフも吐きません。
「わかりました」「残念ですが、承知しました」と、素直に受け入れます。
「お時間を割いていただきましてありがとうございました」という感謝の一言も忘れません。
丁寧な態度で接すれば、良い印象が残ります。
一度断られても、後になって「力になります」と声がかかり、思わぬ援助を得られる可能性があります。
ピンチのとき、不安や焦りでいらいらするのは仕方ありませんが、それを表に出さないことです。
心がぴりぴりして神経が高ぶっていても、それを相手にぶつけないことが大切なのです。