どうピンチを乗り切るか。
ピンチ対応では、長期的な視点が欠かせません。
「今すぐ何とかしたい」「早く苦しみから解放されたい」という思いから、短期的な視点で考える傾向があります。
結果として、手っ取り早い応急処置的な方法を取りがちです。
もちろん時に応急処置的な方法も有効ですが、残念ながら、これでは本当に解決したとは言えません。
応急処置は、あくまで一時的なものです。
大本の問題が解決されていなければ、遅かれ早かれ再発が起こり、再びピンチに見舞われます。
ピンチを乗り越える際、短期的な視点ではなく、問題の本質を見抜いたうえで長期的な視点を持った対応が必要です。
目先のことだけ考えるのではなく、先のことまで考えた対策を練りましょう。
ピンチを乗り切るとき、長期的な視点から根本対処が欠かせません。
根本対処を行う場合、大きく次の2パターンに分かれます。
理想は、最初から根本対処を行うことです。
原因の芽を摘めば、同じピンチが起こることはありません。
根本対処には、時間・お金・労力がかかるものですが、しっかり対処できれば、一度の手間で済みます。
しかし、時間・人・お金などのリソースに厳しい制約があって、最初から根本対処をするのが難しい場合もあります。
そうした場合、まず応急対処を行い、余裕ができたら根本対処に取りかかるという段取りでいきます。
いずれにせよ、最終的に根本対処を行う点は同じです。
大切なことは、長期的な視点であり、根本対処です。
長期的な視点で考えると、本当に成すべきことが見えてくるのです。