以前と同じピンチがやってくることがあります。
「このタイプのピンチなら以前にも経験したことがある」と思います。
1回目ほどの焦りや不安はありません。
すでに一度経験していることなので、比較的落ち着いていて、おおまかな対処法もすぐ浮かびます。
しかし、一度経験したことがあるピンチだからといって甘く見ないことです。
以前と同じタイプのピンチがやってきたとき、大切なことが2つあります。
すでに経験しているピンチだからといって油断しないことです。
油断すると、失敗を招きます。
前回と同じピンチだから、対処も同じで良いとは限りません。
原因や条件が前回と同じとは限らないからです。
原因や条件が異なれば、対処も異なる可能性があるため、臨機応変な対応が求められます。
ピンチを甘く見ていると、うまく乗り越えられず、ひどい目に遭う可能性があります。
「本当に前回と同じ対処でいいのだろうか。ほかに良い解決策はないだろうか」と一度立ち止まって冷静に考えたい。
襟を正し、気合を入れ、緊張感を持って立ち向かいましょう。
同じタイプのピンチがやってきたということは、前回のピンチが場当たり的な対処で終わっていた可能性があるということです。
場当たり的な対処は、本当の解決になっていません。
中途半端な対処では、遅かれ早かれ再発が起こり、再びピンチに見舞われます。
トラブルの問題解決は、場当たり的な対処ではなく、根本的な対処が重要です。
3回目が起こることがないよう、今度こそしっかり根本的な対処を行う必要があるのです。