ピンチを乗り越えるプロセスの中で、経験しなければいけないことがあります。
「笑われる」「叱られる」「嫌われる」の3つです。
冷たい対応は誰にとっても嫌なもの。
しかし、笑われること・叱られること・嫌われることを恐れていると、必要なアクションを起こせません。
不安と心配に苦しむばかりになります。
体が硬直して、身動きが取れなくなります。
笑われること、叱られること、嫌われることを、恐れないことです。
笑われることを恐れません。
ピンチを乗り切ろうとするとき、人に笑われることがあります。
自分の弱みをさらけ出したり、情けない姿や恥ずかしい姿を見せることになったりすると、人から笑われることがあります。
笑われてもいいと覚悟を決め、見栄やプライドは捨ててしまいましょう。
笑いたいなら笑わせておけばいいのです。
笑われたとしても、ピンチを乗り越えてきちんと結果を出せば、笑っていた人はもう何も言えなくなります。
それどころか態度が一変して「すごい」「やるじゃないか」と褒めてくれることもあります。
叱られることも恐れません。
上司に叱られたり取引先やお客さまに叱られたりするかもしれませんが、潔く受け入れることが大切です。
叱られるときにはしっかり叱られましょう。
ピンチを乗り越えるプロセスの1つと考えることです。
時にはこっぴどく叱られることもありますが、正念場です。
しっかり頭を下げて謝れば、相手に誠意が伝わります。
自分に非があることは素直に認め、叱られることを受け入れることで、前に進めます。
嫌われることも恐れません。
ピンチを乗り越えようとするとき、幻滅されたり人が離れていったりすることがあります。
時には縁を切られることもあります。
残念ですが、仕方ないことです。
そういうこともあると思って、前を向きましょう。
嫌われることを恐れないことで、一歩踏み出す勇気が出ます。
世の中にはまだまだたくさんの人がいます。
新しい人間関係をつくっていけばいいのです。
「笑われたくない」「叱られたくない」「嫌われたくない」と思うのではありません。
「笑われてもいい」「叱られてもいい」「嫌われてもいい」と思うことです。
おのずと勇気が生まれ、できないことができるようになります。
行動の幅がぐっと広がることで、解決の一歩を踏み出せるようになります。
ピンチを乗り越える道が切り開かれるのです。