相手から「もう会わない」と思われることがあります。
思うのはいいですが、思われるのはつらい。
せっかく出会うなら、素晴らしい出会いにしたいと思うでしょう。
有意義な時間を過ごし、楽しいひとときにしたいもの。
「会ってよかった」「会いに来たかいがあった」と相手に喜んでもらいたいはずです。
「また会いたい」と思われたいと思うもの。
ところが、すべての出会いがそうとは限りません。
相手から「もう会わない」と思われることがあります。
相手の態度や表情から「もう会わない」と思っていることを読み取れることがあります。
「もう会わない」と思われるということは、あなたにも不満を持っている証拠です。
自分を否定されているように感じます。
「会って損した」という意味にも聞こえます。
言葉でストレートに「もう会いません」と言われることもあります。
はっきり言われると、がつんとショックを受けます。
あまりに衝撃的な一言で、めまいがしそうになるでしょう。
失礼な一言に腹を立て、恨みや憎しみが湧き上がることもあるかもしれません。
ここで大切なことがあります。
「もう会わない」と思われることを恐れないでください。
「もう会わない」と思われることは、当たり前にあることです。
すべての人との出会いが素晴らしいとは限りません。
100パーセント納得のいく出会いなんてありません。
出会った結果、相性が合わない人もいます。
出会ったものの、違和感を覚えることもあるでしょう。
仲良くなれると思っていたのに、会ってみると話が合わなくて苦労することもあるでしょう。
お互いの価値観がまったく違い、驚くほど話が合わない人もいます。
仲が良くなるどころか、逆に悪くなってしまうこともあるはずです。
「もう会わない」と思われることは、普通にあることです。
相手が悪いわけではありません。
自分が悪いわけでもありません。
「そういう出会いだった」というだけのことです。
もちろん自分に反省点があれば謝罪なり改善なりすべきですが、特に問題なければ自分を責める必要はありません。
「もう会わない」と思われることを恐れないでください。
腹を立てないでください。
相手に怒りや恨みを感じないでください。
後悔することすら不要なのです。
いらいらしたり落ち込んだりするかもしれませんが、さっと気持ちを切り替えましょう。
「そういうこともあるよね」とさらっと流せばいいことです。
次の出会いに目を向けましょう。