私たちは、年齢を重ねていくにつれて、だんだん「守り」に入っていきます。
これらはゆっくり時間をかけて進行するため、なかなか自覚できません。
守りの気持ちが少しずつ大きくなり、余計な行動をしなくなります。
気づけば、すっかり保守的な人間が出来上がっているのです。
しかし、これでは成長しません。
守りに入ると、現状維持にはなりません。
人生は、守りに入ると下り坂です。
守ってばかりいては、心も体も柔軟性を失って硬くなります。
生活から鮮度が失われると、日常が色あせていきます。
わくわくどきどきすることがない人生は、日光に当たって色あせた絵画のようです。
感受性が乏しくなって、脳の衰えも早くなります。
ぼけに向かって一直線です。
冒険をしなくなると、頑張っている人を批判するしか能のない人間になってしまいます。
守りに入れば入るほど、動くのが怖くなります。
いつの間にか視野も狭くなり、閉じた世界に入ってしまうのです。
守りに入りつつある自分にむちを打ちましょう。
自分に対する愛のむちです。
出会いは何のためにあるのか。
出会いは、守りに入りつつある自分を鍛え直すためにあるのです。
出会いには、心と体の柔軟性を取り戻す力があります。
守りに入りつつある自分を壊すためには、どんどん出会いに行くことが大切です。
出会いそのものが冒険です。
新しい世界に飛び込んでいくことになります。
大海原に乗り出した船のように、あなたは大きな世界に向けて飛び出すことになります。
不安や緊張もありますが、それがいい。
はらはらどきどきして、勇気や行動力が必要になりますが、だからこそ新鮮な刺激を得ることができます。
同じパターンの繰り返しから抜け出すことです。
自分の殻は、自分で破らなくてはなりません。
そこに希望があることを信じて動き出すことです。
すべて、守りに入りつつある自分を鍛え直すことに役立ちます。
出会いの素晴らしさに気づけたあなたなら、まだ間に合います。
誰かに背中を押されたからアクションを起こすのではありません。
自分の意思で決め、自分からアクションを起こしましょう。
自らテンションを上げて、心のエンジンに火をつけて、自発的に動いていくことが大切です。
出会いとは「優れた学習教材」です。
人との出会いは、本100冊分以上の価値があります。
出会いとは「若返りの薬」でもあります。
定期的に出会いを経験している人は、年を重ねても若々しくいられます。
たとえ高齢になっても、若者の心でいられるのです。
人と出会うことで人生が変わり、新しい未来が切り開けるのです。