出会いに恵まれない人の会話には「ある3つの言葉」が登場しています。
どれも日常的な言葉で、普段からよく聞かれます。
「すでに今日も何度か使ったよ」という人もいるかもしれません。
もちろん必要に応じて使うならいいのです。
無理なことは「無理」と言わなければいけないときもあるでしょう。
意味を正しく伝えるために、はっきり言わなければいけないときもあります。
言いにくいことでも、お金や契約に関わることなら、断言しなければいけないときもあります。
必要や目的があって使うぶんにはいいのですが、使用頻度が高くて口癖になっているなら、イエローカードです。
むやみに使っているなら見直したほうがいいでしょう。
これら3つの言葉を使うと、相手を突き放すことになるからです。
「無理」「無駄」「嫌い」には、否定的な意味が伴っています。
むやみに使うと、出会いの印象や会話の雰囲気を悪くさせてしまいます。
「自分から話しかけるなんて無理。一人旅なんて無理。私が結婚するなんて無理」
「人に期待しても無駄。頑張っても無駄。今さら人生を変えようとしても無駄」
「野菜が嫌い。暑いのが嫌い。寒いのが嫌い。運動が嫌い」
自分では正直に言っているつもりでも、相手がどう感じるか考えてみてください。
「無理」「無駄」「嫌い」は、特に否定の意味が強い言葉です。
そのため、会話に無理・無駄・嫌いが登場すると、いったん話を折ることになります。
何かアドバイスをしても「無理です」「無駄です」「嫌いです」と否定されると、気持ちがなえます。
どんよりした重たい空気が流れ始めます。
「話をしても面白くない。一緒にいても楽しくない」と思われるでしょう。
会話を否定されると、突き放されているようにも感じてきます。
これではいい出会いに恵まれないのも当然です。
自然と雰囲気が悪くなり、自然と会話が途切れやすくなるのです。
いい出会いを引き寄せたいなら「無理」「無駄」「嫌い」を必要最小限に抑えましょう。
うっかり言いそうになったときは、別の言葉に言い換えましょう。
できるだけ柔らかくて穏便な言葉で言い換えるのがポイントです。
「無理」と言いそうになれば「難しい」「希望が見えない」と言い換えましょう。
「無駄」と言いそうになれば「役立ちにくい」「乗り気がしない」と言い換えましょう。
「嫌い」と言いそうになれば「苦手」「好きではない」と言い換えましょう。
ほぼ意味は同じであっても、印象が違います。
同じ否定の意味であっても、可能性が感じられる言い方のほうが、柔らかく聞こえます。
未来的・建設的なニュアンスがあるため、話が前に進みます。
前向きな印象があるのでテンションも高くなり、会話もご縁も長続きするのです。